皆さま、こんにちは!
今日は6年前に訪れた予讃線から
伊予中山(いよなかやま)駅の訪問記です。
昭和61年に、それまで海側を迂回していた
予讃線・向井原駅‐伊予大洲駅間に代わり
内子線を経由する短絡ルートが開通。
新設区間に開業した駅でした。
伊予中山駅に到着すると、
駅前を自動車がひっきりなしに出入りしてます。
何事かと思いましたら
隣に栗の直売所がありました。
自分がここを訪れたのは10月半ばのこと。
栗のシーズン真っ只中でしたっけ。
お店の名前は「中山特産品センター」。
駅がある中山地区の特産品「中山栗」を扱うお店なんですって。
「中山栗」は日本三大栗のひとつで、
年間200トンほどしか採れないことから
「幻の栗」と呼ばれているそうです。
四方を山で囲まれた中山地区は栗の栽培に適しており、
その「中山栗」は味の良さから
江戸時代は将軍様にも献上されてたのだとか。
そんな栗が駅前で買える伊予中山駅…
栗がゲット出来るだけでも
ここに来る価値はアリだと思いません?
そんな話を聞いてたら
特産品センターが栗に見えてきちゃった。
話を駅に戻します。
伊予中山駅の駅舎は
「中山栗」と微塵も関係がない無骨な造りです。
昭和40年代~昭和60年代に竣工した国鉄駅舎は
どこもこんな感じの造りですよね。
それでは駅舎内を覗いてみましょう。
伊予中山駅がある予讃線の短絡ルートは
開通当初からCTC化されている区間です。
駅は開業当初から簡易委託駅だった模様。
現在は無人駅に変わってますが、
平成3年春まで特産品センターで切符を販売していたそうです。
待合所はこんな感じでした。
テーブルの造りはいまいち理解出来ん。
伊予中山駅は列車の行き違いが可能な
相対式ホーム2面2線構造でした。
山間に駅があるため、
構内の先にはトンネルが控えてます。
Wikipediaによると、
特急列車の停車駅として開業したために
8両分のホーム長が確保されてるらしい。
単行(1両編成)で運行されてる普通列車にこのホームは
持て余し気味な感じですね。
そこに特急列車が到着。
2000系気動車の試作車「TSE」を利用した特急「宇和海」でした。
「TSE」は伊予中山駅で見た1年半後の
平成30年春に定期運用から引退。
2000系気動車の量産車も
基本番台車を中心に廃車が進行中です。
そんな中、「TSE」は幸いなことに両先頭車の2両が
JR四国の多度津工場で保存されてるそうですよ。
「TSE」が見たくて今から2年前、
保存先のJR多度津工場を訪れました。
近くの踏切から工場内を覗きましたが、
右端に「TSE」が
留置されているのがわかるかな?
柵の隙間から「TSE」を覗きました。
自分、なにやってんだか。
中央に写っている有蓋車は、
全国に仲間が13千両以上いたワラ1の
トップナンバーでしたっけ?
後半は、伊予中山駅と関係がない話ですが、
コロナ禍も落ち着いてきたようですし
いつか、毎年秋に行われていたJR多度津工場の公開イベントも
復活してくれませんかね?
今って工場の建て直し中でしたっけ?
その節は伊予中山駅にも立ち寄り
「幻の栗」をゲットしたいと思います。
↑(松山駅方面)
北伊予駅(平成28年10月12日) ・構内改良後(令和3年4月10日)
伊予中山駅(平成28年10月14日)
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