青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

“駅の看板” ~これが無いほど町は重症!

2023-06-05 | 昭和・懐かしい北摂の風景

一昔前は人身事故と言えばJR線。僕が使う阪急電車はそういう事故による迷惑は、ほとんどありませんでした。ところが今では阪急神戸線もよく事故で電車が止まり、本当に迷惑しています。昔は嫌と言うほどあった踏切が高架化されて安全になったハズなのに、未だに数少ない踏切でのトラブルはあるし、踏切で死ねないなら駅のホームで・・という事件が後を絶たない。人の迷惑を何とも思えないほど追い込まれているのでしょうが、それでも昔の人はもう少し他人に迷惑を掛けないという心根がありました。

まあ、そんなネガティブな話はもう止めて・・・今日も古き良き時代に戻ります!

ここは昭和40年(1965年)10月の阪急宝塚線・豊中駅前です。

線路は勿論地面の上。駅は高架でもなければ駅前の人工広場もありません。(きたしん豊中広場という名前は、僕らには無縁です・笑)

この当時の阪急電車の駅ならどこにでもあり、今の阪急電車の駅にはほとんどないモノが、ここには沢山写っています。それは駅のホームの看板です!その駅にある病院やいろんなお店の広告として、駅の看板が絶大な効果を発揮していました。この看板文字や図案がまた絶妙で、映画館の看板と合わせて僕は看板文字が大好きで、後に書道で免状を取れたのもレタリングは飯が食えるほどの腕前になったのも、駅看板や映画館看板が始まりだったかも知れません。

今では新聞などのチラシも減り、駅のホームには看板がほとんどありません。それほど駅前商店街は活気を失い、お店も激減し、買い物はネットや大阪や神戸に行く必要がある時代になりました。酒屋さんが各家を回ることも、お豆腐屋さんが夕方に来ることも無くなりました。

僕は最近思います。アマゾンで買い物をするのは値引きもあれば配達もしてくれ、送料すら不要なものが多くなっています。でも、自分でお店に行って現物に触れて確かめて、お金を払って「ありがとうございます」と言われ、品物を持って帰路につくのがどれほど楽しく満足感があることか!ペラペラの封筒で送られてきて、カバーがヨレている本よりも、上から2冊目(笑)と自分で1冊を手に取ってレジに行くこと、その途中で意外な1冊を見つけることがどれほど楽しいか!

ネットばかりではない、首都圏に負けない商業圏をいろんな駅に見たい。そのためには人も増えないといけないし、みんながお買い物を楽しめる世の中にならないといけません。人の銀行口座まで把握したくて仕方がない政府&国会議員は、本当に国民を代表しているのでしょうか?行ってはいけない方向にばかり進んでいる気がします。「これ!」という政治家はいても、「これ!」という党が無いから、中途半端な国会議員の好き放題政治がまかり通る。本当の民主主義は日本にいつ生まれるのでしょうか?

 

こういうお買い物はお店では入荷がないので。特に地方では通販になるのは仕方がありません。



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