1年前に対馬の山登りをした岳友と、以前は無理だと諦めていた八ヶ岳の美濃戸中山が最近は歩く人が出てきたから挑戦しようと計画した。しかし全国的な大雨で車も予定したところまでは入れないし、南沢は増水で危険な状態だとのこと。何しろ山道がないコースだから何が起きているか分からない。今回は諦めることにした。
でも天気予報はいい。まずは蓼科に着いてからと行き先を探した結果、安曇野の長峰山と光城山の縦走に決まった。
山荘から高速も使い1時間半かかって長峰温泉の先にある駐車場に到着、9時半過ぎスタートする。車の中からも見えた常念岳の連山が見えるまでは林の中の急登が続く。
カワラナデシコの群落（上）やホタルブクロの群落（下）など、はや夏の花に出会えて疲れも忘れる。急登の後は歩きやすい道。次第に細い尾根の道になりアヤメの原を登ると10時半過ぎ長峰山山頂(933m)。標高差360mを1時間少々で登ってしまったのはやはり足の速い山のベテランが先導したせいだ。
大きな展望台、一番上で何人も食事ができるほど大きいが、まだお昼には早いので次の光城山を目指す。ところが表示がはっきりせず、ウロウロしているうちに11時頃になってしまった。
最初はアヤメの群落の中を下ったが、じきに舗装林道と一緒になった。まあ滅多に車も来ないので、気楽に時折見える北アルプスを友にして歩くうち、12時前に光城山付近に着いた。というのはこれも表示がなく、まあこの辺りだろうと小屋の前でおにぎりを食べた後見当をつけて神社のある光城山山頂(911 m)を探し当てた。
景色はこれまでと変わらないので、すぐに下山、13時過ぎ光城山駐車場に着いた。だがこれは車を停めた駐車場ではない。そこから篠ノ井線沿いに40分ほど歩いて長峰山駐車場に戻った。北アルプスを眺めた低山歩き。
