さらば117系&松任工場 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

往年の名車がついに普通列車から引退

本日はJR西日本のプレスリリースから2点紹介します.Amebaブログの機能「テキストデザイン」を多用しているので印象が異なる記事になっているかもしれませんが,最後までお読みいただけると嬉しいです.

 

  227系500番台"Urara"デビュー

かねてからアナウンスされていた227系500番台"Urara"ですが,運行開始日が,

 

7/22(土)

 

と決まりました.登場当初しばらくは岡山以西での活躍となり,伯備線は総社までの入線です.3月のダイヤ改正の時点ですでに予定されていたと思います.

 

    

 

そして,117系がその前日に営業運転を終了します.117系は関西・中京の「新快速」用としてデビューし,塗装は多々変わりましたが,転換クロスシート・木目調の化粧板・座席にシーツ付き・車両中心部(当初は完全に)に吊り革なしという,登場当初はもちろん,現在でも普通列車用としては超豪華な内装はほとんど変わらずに,34年間の活躍を終えようとしています.超豪華な内装ゆえに次第に,短編成でのラッシュ輸送には適しないことが判明したためやむを得ません.お疲れ様でした.筆者としてはこれを機に特別に乗りにいく可能性は低いと思います.

 

出典:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230529_00_press_urara.pdf

 

  松任工場閉鎖

 

    

このような個性的な車両を生み出した工場もついに閉鎖です.

北陸新幹線敦賀開業・並行在来線の移管に伴うJR西日本の組織改正が正式に発表され,その中で以下の一文があります.

「金沢総合車両所」は「金沢車両区」へ組織改正します(松任本所は閉所)

五稜郭車両所に引き続き,また一つ鉄道工場が閉鎖されてしまいました.

 

この閉鎖により最も影響を受ける列車は,あいの風とやま鉄道の「一万三千尺物語」と思われます.えちごトキめき鉄道での「クモハ413・モハ412-6」の全般検査の自社での実施が実現し,かつ,えちごトキめき鉄道での検査が受け入れられない限り,2021年に全般検査を受けた「一万三千尺物語」は2029年までには引退となります.6年後とはいえ世界情勢はわずか1年で大きく変化していますので予断を許しません.ということで,乗れる時に乗る必要があります.

 

出典:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230529_00_press_soshikikaisei.pdf

 

  最後に

「117系」は引退しますが,残っている「117系」は「WEST EXPRESS 銀河」用の7000番台だけではありません.

 

 

山口県内では117系を改造した「モハ114・115-3500」が現役で活躍中です!この機会にお越しいただけますと幸いです!