前回記事では水鏡に車体を映して駆け抜けてゆくえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインET127系をアップしましたが、辺りが夕景となってきたのであることを思いついて昼前に訪れたしなの鉄道北しなの線古間駅に舞い戻ってきました。


 駅の脇にある駐車場に車を止めたところで駅の長野方にある踏切の警報機が鳴り始めました。

 妙高高原からやってくる長野行の上り列車の時刻まではまだ10分ほどあるはず•••。しかも長野方の踏切が先に鳴っているということは長野から妙高高原へ向かう下り列車がやってくるということ•••。


(時間を勘違いしていたかな?)


 とりあえず急いで車から降りて長野方を見ると列車の前照灯が木々の間から見えてきました。

 画像中央の架線柱と右側にある木立の間に列車の前照灯が見えるのがお分かりになるでしょうか?

 前照灯の色は新型のSR1系ではないから115系なのかと思いましたが、それにしては前照灯の位置が高いような気がします。


 思いがけず現れたのはえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインET127系。急いでスマホのカメラを動画モードにして撮影しました。



 検査のためJR東日本長野総合車両センターに入場していた編成が直江津へ戻るところだったのでしょうか•••妙高はねうまラインのオリジナルデザインのラッピングを施したV7編成でした。列車の時刻を私が間違えたわけではなくて、営業列車ではないから時刻表には出ていない列車です。偶然とはいえいいタイミングでした。


 本来撮影しようと思っていた定期列車の時間まではそれほど待つこともない時刻だったので、あたりを少し散策しながら列車がやってくる時間を待ちます。初夏とはいえ高原地帯ということもあって手は少し冷たくなってきました。

 古間駅からすぐのところに見える城山。山というより小高い丘のようにも見えますが一応770mあります。駅の西側に見える黒姫山(信濃富士)や妙高山(越後富士)に倣って私は勝手に古間富士と名付けています。


 手前の里山の向こうに斑尾山。北信五岳の中では一番標高が低いですが、タングラムというリゾートがあるので知名度は高いですね。


 この辺りも水鏡が美しいところですが、午前中は全容を見せてくれていた妙高山黒姫山も雲が湧き出て姿を隠してしまっていました。

 黒姫山の向こうに夕日が沈んでシルエットとなる妙高山と黒姫山を水鏡で撮影したかったのですが残念です。


 次回に続きます。