函館駅前停留場 (函館駅前駅)【北海道】(函館市電湯の川線。2015年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
北海道函館市のJR函館駅前に広がる市街地に位置する路面電車:函館市電の大森線と本線の接続駅・電停で、地元の買物客・用務客やJR線と市電を乗り換える人で賑わっている、
函館駅前停留場 (はこだてえきまえていりゅうじょう。HAKODATE-EKI-MAE Station) です。
 
 
電停名 (駅名)  
函館駅前停留場 (DY 17)  
(※) 記事内では「函館駅前駅」「函館駅前電停」と表記する場合があります。    
 
所在地  
北海道函館市  
 
乗車可能路線  
函館市企業局交通部【函館市電】:大森線本線     
 
隣の停留場 (電停・駅)  
函館市電大森線  
松風町方・湯の川方……………松風町停留場  
  
函館市電本線  
函館どつく前方・谷地頭方……市役所前停留場  
 
乗換可能駅  
JR北海道:函館本線、(道南いさりび鉄道線列車)……函館駅まで徒歩5分  

訪問・撮影時  
2015年6月、2016年4月    
 
 

 

函館駅前駅は、南北方向の大通りと東西方向の大通りが交わる函館駅前交差点の南側、南へ延びる海峡通(函館市道)の中央部に安全地帯(ホーム)が設置されています。
ホーム出入口は北側のみにあり、函館駅前交差点横断歩道に面しています。道路とホームとの高低差はスロープで結ばれており、バリアフリーに対応しています。
尚、函館市電は車内精算方式なので、電停に改札設備はありません。『nimoca』をはじめ交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードも利用可能です(チャージは車内で運転士に申告して下さい)。
上写真は函館駅前交差点北西角より、下写真は函館駅前交差点南西角より、いずれも南東方向を望む。
 
 

 

函館駅前電停です。
上写真は函館駅前交差点北東角より南を、下写真は函館駅前交差点南東角より南西を望む。
 
 

駅前です。函館駅前交差点南東角より北西方向を望む。左側に函館駅前電停があり、正面にJR線・函館駅があります。
駅前はJR函館駅前に広がる市街地で、商業地区になっています。駅前にはホテルが多いです。
函館駅前交差点の北西角にはJR線の函館駅と駅前広場があります。
交差点南西角から路地を入った場所には函館朝市があります。その西側は函館港で、青函連絡船で使用されていた「摩周丸」が展示施設として係留されています(函館市青函連絡船記念館摩周丸)。
また、交差点東側は繁華街で、飲食店や居酒屋が多いです。交差点南東角とその東の区画には百貨店「棒二森屋」がありましたが経営不振により閉店となり、数館で構成されていた店舗跡地は商業施設、高層マンション、ホテルに生まれ変わる予定です。
 
 

函館どつく前方面・谷地頭方面ホームの側面に設置されている駅名標です。
路線図、時刻表と一緒になっています。
駅ナンバリングは「DY 17」です。「D」は「函館どつく前」、「Y」は「谷地頭」を意味すると思われます。
 
 

 

 

函館駅前駅は相対式ホーム2面2線で、南北方向の幹線道路である海峡通の中央部分に駅があります。
番線は設定されておらず、右(西)のホームが五稜郭公園前・駒場車庫前・湯の川方面、左(東)のホームが十字街・函館どつく前・谷地頭方面です。
ホーム有効長は単車1両分、連接車1編成分です。おそらく2編成の縦列駐車は不可能なはずです。
ホーム幅は狭いですが、点字ブロックが設置されており、車いすが通れる幅です。しかし、電車待ちの客が多いと車いすの通行に支障が生じます。
玄関口の駅らしく、ホームの端から端まで上屋が設置されています。しかし、手前のスロープや交差点には屋根がありませんので、結局函館駅前電停で乗降される場合は傘が必要になります。
ホーム上にはベンチなどの設備が一切ありません。
手前側の湯の川方にはスロープ出入口があり、その手前に函館駅前交差点の横断歩道があります。
尚、奥側の函館どつく前方に出入口はありません。
 
上写真は函館駅前交差点の横断歩道より、中写真は函館どつく前方面ホームより、下写真は湯の川方面ホームより、いずれも函館どつく前方を望む。
 
 

こちらは走行中の電車内より湯の川方を望む。
手前側(函館どつく前方)には出入口がありません。
 
 

 

2枚とも函館駅前交差点より湯の川方を望む。右手に函館駅前電停があります。
函館駅前電停を発車すると函館駅前交差点を右折して国道278号の中央部を東へ進みます。市街地の中を走り、やがて松風町交差点を左折して道道83号線の中央部を北上するようになると松風町電停へと至ります。ちなみに路線名としての大森線は函館駅前~松風町の1区間のみで、松風町駅から先は湯の川線へと変わります。尚、1992年3月までは松風町駅から南へ分岐し、宝来・谷地頭線に合流して宝来町駅まで、東雲線が営業していました。
 
 

 

上写真は湯の川方面ホームより、下写真は海峡通東側歩道より、いずれも函館どつく前方・谷地頭方を望む。
写真奥には函館山が見えます。
この先、市街地を南北方向に延びる海峡通の中央を右へカーブしながら走り、緑地帯を有する大通りと交差すると市役所前電停へと至ります。駅名の通り、函館市役所への最寄駅です。駅北側で交差する大通りを東へ進むと、突き当たりの場所に函館市役所があります。
 
 
あとがき  
私が函館駅前電停で下車(乗車)したのは2004年、2015年、2016年の計3度です。2004年は函館市電の乗りつぶしのため、2015年は函館市電の車窓風景撮影のため、そして2016年は函館山からの夜景を眺めた帰りに市電に乗車した際に、それぞれ下車(乗車)しました。駅は2面2線で、北海道新幹線新函館北斗開業を控えた2010年代前半にリニューアルされました。駅前は市街地で商店が多く、駅北西側にはJR線の函館駅があります。西側には函館朝市があります。
 
東京からですと東北新幹線・北海道新幹線で終点の新函館北斗駅まで行き、函館本線上りの「はこだてライナー」など快速・普通列車に乗り換えて函館駅下車。駅を出て東へ進み、函館駅前交差点の南側が函館駅前電停です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(滞在時間…約6時間)。
一方、大阪からですと新大阪駅から東京まで東海道新幹線を利用して、東京駅から先は上記と同じルートで到達できます。滞在時間約1時間半の超タイトな日程になりますが、何とか日帰り訪問可能です。但し、遅延が生じた場合は帰りの列車に乗り遅れる可能性もありますので、無理せず最低1泊はしましょう。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅近くに複数のコンビニがある一方、飲食店は数が多いもののよそ者が気軽に入れる店舗は少ないです。徒歩圏内にチェーン店は「タリーズコーヒー」ご当地のハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」くらいでしょうか。また、函館ラーメンの店舗も近くにあり、函館朝市内に飲食店もあります。JR函館駅では駅弁も販売しています。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京・大阪とも到達難易度が相当高いですが、
函館市電大森線および本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は函館駅前駅でも途中下車してみて下さい!
そして函館観光の際はぜひ函館市電をご利用になり、函館駅前駅も観察してみて下さい!
  
(参考:Google地図、Wikipedia)