「こてはし鉄道運転会」2023初夏 その1 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。




 いかにも五月らしい爽やかな日に、またまた「こてはし鉄道」様にお邪魔して運転会をさせていただいた。大きなスーツケースを携えた海外からの観光客に負けず、カートを転がしながら京成電車の乗客となる。さまざまな言語が飛び交って賑やかな車内で、隣に座ったガイジンさんから「この電車は空港行きでOKか?」と問われた。
 今回、最初に走らせたのが昨日の記事でネタにした南海特急「サザン」。そう、経年30年以上になる古い模型に手を入れての最初の営業運転(?)が、贅沢にもこの大レイアウトになったのだ。
 少々無理なカプラー交換をしているし、動力もパワトラなので無事に走るかな・・という不安を抱えながら発車。最初はゆっくりと走って無事に本線を一周クリア。それではと少しスピードを上げたが、見ているこちらが拍子抜けするほど快調に走ってくれた。
 重量のあるブラスモデルの6両編成でパワトラ3台だったのだが、上り勾配でもパワー不足を感じることがなかったのはビックリ。もちろん、無理をさせるのは禁物なのだが、調子が良ければパワトラも意外といけることを再認識。T車のころがり性能を良くしたのが効いたようだ。



 10000系と7100系の併結は、共に濃淡グリーンの塗装ながら、明度を変えているのが洒落ている。緑のなかを走る緑の電車は、ちょっと地味だが趣がある。やっぱり南海電車はこの時代のカラーがいい。
 大阪湾に沿ってレールが伸びている南海本線は海のイメージが強いが、大阪府から和歌山県への県境付近で小規模ながら峠越えがあり、この区間にある孝子駅(きょうし・えき)はちょっとした秘境駅だ。だから雄大な山岳風景もお似合いというわけ。さすがに大鉄橋はないが・・。
 こてはし本線を全くトラブルなしに周回して駅に戻ってきた特急「サザン」。実車はそろそろ引退を迎えそうだが、模型はまだまだ長生きしそうだ。(続く)