こちらも置き換え間近!南武支線205系1000番台 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

運転開始から20年弱、いよいよこちらも先が見えてきている。

JR東日本南武支線(浜川崎支線)尻手〜浜川崎間で運用されている205系1000番台だ。




以上2枚、1月31日



以上6枚、3月30日


2002年、初代ワンマン車である101系を置き換えるため武蔵野線転用時に余剰となる205系の

MM'ユニットを先頭車化改造して誕生したのが205系1000番台。

以降、鶴見線向けの1100番台、南武線(本線)向け1200番台、八高・川越線向け3000番台と

仙台・仙石線向け3100番台といった先頭車化改造グループが誕生していった。


南武支線用1000番台はクモハ205+クモハ204の全M編成のため、他の番台と比べると加速度の

高さは群を抜いているが、実際にその実力を発揮できるのは尻手〜八丁畷間で少々のみ。

駅間距離の短さもあって近年は鶴見線共々本気の走りには程遠いが、そのゆったりさがかつての

101系と同様に長い期間走り続けていられる一つの要因になっているのかもしれない。


しかし種車の製造から33年を超え、JR東日本で205系の淘汰も進んでいく中で、現時点ですでに

鶴見線モハ205以外の基本番台と、500・600・1200・3000番台は消滅。

一部は富士急行(現・富士山麓電気鉄道)に譲渡されているものの、次第に希少化している。


そして今回、新潟からE127系0番台2両編成2本が転入してくることになった。

3月に改造のため長野総合車両センターに入場していたが、今日元V12編成が出場した模様。

制御装置こそVVVFながら、3扉・下枠交差パンタグラフ搭載などチグハグ感は否めないが…

新製配置以来上信越を離れなかった形式の首都圏での新たな活躍は注目に値することではある。


ただE127系0番台は、えちごトキめき鉄道への譲渡や事故廃車で2本しかない。

南武支線の配属数は3本であり、残り1本は205系が当面予備として残るようだが、代替の形式が

今後どうなるのかは、今のところ明らかにはされていない。

未だ走行試験が行われている、FV-E991系はどうなるのであろうか?

ともかく、川崎・鶴見界隈も俄に騒がしくなってきたようだ。

自分自身は意外に昔から南武支線に乗車する機会が多く、また走行範囲も極めて狭いこともあり

撮影するネタも少なくなってきているのが悩みどころではあるが…

同じく先行き長くなさそうな鶴見線ともども、動きを気にかけておく必要がありそうである。