皆様こんばんは、備前国鉄道です。


昨日の午後、JR福知山線 黒井~市島間で信号トラブルが発生し、同線は長時間にわたって運転を見合せる事態になりました。

その影響で、大阪と山陰方面を結ぶ特急こうのとり号も軒並み運休に。

そこで、急きょ嵯峨野山陰線まわりの救済列車が運転されました。


今回臨時で設定されたのは、福知山発京都行の「はしだて90号」と京都発福知山行の「きのさき99号」の2本。

それぞれ、主に土休日のみ運行されている「はしだて10号」「きのさき19号」のダイヤが活用されました。


車両は289系FG編成4両。

福知山所属の同形式自体は特急きのさき号として毎日2往復が京都駅に姿を見せていますが、それらはいずれも4両+3両の7両編成であり、4両単独で乗り入れるのはレアケースです。

先日このブログでも取り上げた西舞鶴行きの団体臨時列車の時以来だと思われます。


側面の種別・行先は「臨時 福知山」を表示。

これにはちょっとテンションが上がりました(笑)


この列車、きのさき99号というレベルマックスな列車名が強烈なのは言うまでもありませんが、さらにちょっとディープな特徴もあります。

北近畿エリアの特急列車は昨年春のダイヤ改正で全車両指定席になったのですが、今回の救済臨はグリーン車を除き全て自由席。

約1年2ヵ月ぶりに、1往復限定で自由席が"復活した"というわけです。


突如アナウンスされた臨時列車だったため、はしだて90号は福知山を約35分遅れて発車。

ほぼ変わらない遅れ時分を持って京都駅に到着した後すぐに車内清掃が行われ、停車時間わずか6分で折り返していきました(きのさき99号の遅延は23分ほど)。

以上、夜遅くに爆誕した臨時特急のご紹介でした。