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今日よく見かける「木の線路に木の列車」というおもちゃは、1936年より米国で製造されたものが起源だそうです。

1957年よりスウェーデンのBRIOも同様の製品を製造開始し、ヨーロッパにも広まりました。

1992年には米国ラーニングカーブによる「きかんしゃトーマス木製レール」が登場しています。


日本でも昔から輸入販売されており、上に挙げた2社は特に有名です。

しかし日本国内だけを見ると、カバヤやダイソーなどの小規模なシリーズが、鉄道会社の許諾のない「似ているが違う」車両をポツリポツリ作っては消えている。そんな印象でした。だってあの最大手「プラレール」には勝てませんもの。

海外メーカーも日本型に挑戦しますが、日本が誇る夢の超特急Shinkansenあたりに留まります。


さあそんな状況がついに打開されるときが来ました。2018年末、鉄道模型のポポンデッタによる「mokuTRAIN」が発売されます。

木製の日本型車両も新鮮ですね。2023年までの通常ラインナップは新幹線、新幹線、新幹線、在来線特急、通勤型、私鉄特急、私鉄通勤型、チャギントン、貨物、新幹線…と、対象となる世代に見合ったラインナップです。

0系新幹線(小窓)、485系(国鉄色・特急雷鳥)、113系(湘南色)と、国鉄世代も3種類存在します。


このシリーズ、2021年より事業者限定品というものが登場します。日本各地に点在する「おもちゃ美術館」が主催し製品化しています。


山陰本線仙崎支線の仙崎駅近くにある「長門おもちゃ美術館」では、2021年12月25日よりキハ47「○○のはなし」を販売しています。

mokuTRAIN JR西日本キハ47系7000番台「○○のはなし」 2021年12月発売



シリーズ初の国鉄型気動車となります。

実車はキハ47形2両編成ですが、既存のmokuTRAIN製品に合わせて3両としました。「○○のはなし」ロゴマークを大きく印刷した車両を付属としています。

(ここにもし代わりに普通のキハ40を1両入れたとすれば、1セットで2列車できるので遊びが拡がる反面、40だけ欲しい勢が増えそうですね。)


購入はこちら。




東北本線・釜石線花巻駅近くの「花巻おもちゃ美術館」では、2022年2月よりクラウドファンディングにて、岩手の鉄道会社2社の製品化を進行。同年6月より無事に世に送り出されました。




mokuTRAIN 三陸鉄道36-700形 2022年6月発売

シリーズ初の第三セクター鉄道、また単行車両です。


mokuTRAIN 花巻電鉄デハ3(2代目・半鋼製) 2022年6月発売

シリーズ初の軌間762mm路線、また三鉄と同じく単行車両です。車体幅を詰めることで「馬面電車」を表現しています。


クラウドファンディングで購入した場合、専用ケースに入って届きました。なお2023年現在購入できるものは袋詰めタイプになっています。


また2023年には、同年6月に運行を終了する快速「SL銀河」を製品化しました。

mokuTRAIN JR東日本 C58 239+キハ141系 SL銀河 2023年4月発売




シリーズ初の蒸気機関車、客車です。

日本型の制式蒸機はD51という前例が何種類かありましたが、それとは違うこれまでに見たことのない構造をしています。

(他の製品はランボードの上にボイラー、という構造。このC58は箱型のボイラーの側面にデフレクター兼ランボードを貼り付け。)


購入はこちら。



各種mokuTRAINは各通販サイトで購入可能です。皆様ぜひお求めください。また、長門や花巻など全国のおもちゃ美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。


以上、mokuTRAINのごく普通の製品を買っていない私からのレポでした。