NO.2847 九州新幹線→高速バスを使った福岡→宮崎利用記録(後編・「B&Sみやざき」乗車編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 九州新幹線→高速路線バスを利用しました、福岡→宮崎間の利用記録をご紹介しておりますが、前編では九州新幹線を博多→新八代間を利用しました話題をご紹介しておりました。

 

 私自身にとりましては、3年ぶりになります宮崎訪問でありましたが、今回福岡→宮崎間の往路では九州新幹線→高速路線バスを使いまして宮崎へと足を運びましたが、新八代駅から宮崎駅へ結びます高速路線バスも「B&Sみやざき」という事で、「バス&新幹線」と言う名目でもある事から、「新幹線連絡高速バス」としての存在でもあります。

 

 今回博多→新八代間では、上の画像にもありますように「さくら545号」を利用しておりましたが、列車自体が新大阪駅発の列車でもありますので、山陽新幹線から利用されてきた方も見られておりました。やはり利用しましたのが5月2日と平日ではありましたが、それでも世間の中には9連休もありましたので、利用者も多く見られておりました。

 

 そして、「さくら545号」は50分で新八代駅に到着、この後「B&Sみやざき」に乗り継ぐ事になります。このような形での利用は、平成31年2月の「福岡ソフトバンクホークス」のキャンプ視察時に利用しておりましたが、それ以来のパターン利用となっておりました(復路は「なんぷう号」→「ひのくに号」での利用でした)

 

 

 さて、ここまで前編での内容を簡単にご紹介しましたが、ここからは後編としまして、「B&Sみやざき」を新八代駅→宮崎駅間を利用しました話題を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 「B&Sみやざき」は、先述のように「バス&新幹線」と言う名目で運行されている高速路線バスでありまして、番号も新幹線番号を使用している事から「新幹線連絡高速バス」とも称していますが、運行会社はJR九州バス・宮崎交通・産交バスの3事業者で運行されている事業者であります。

 

 使用車両は、各社以下画像の車が使用されておりまして、いずれも4列シート・後部トイレ(一部パウダールーム)付の車となっておりますし、コンセントもしくはUSBポート・Wi-Fi「Kyushu Bus Free Wi-Fi」)も設けられております。

 

 (宮崎交通、宮崎200か・399、三菱QRG-MS96VP)

 

 (産交バス、熊本200か15-40、日野2TG-RU1ASDA)

 

 (JR九州バス、644-18561・三菱2TG-MS06GP)

 

 

 そして、今回の「B&Sみやざき545号」はJR九州バス便でありまして、以下画像の三菱エアロエース(644-18563・2TG-MS06GP)を利用しておりました。

 

 この車に関しましては、宮崎到着時でもご紹介しますが、平成31年の頭に導入された車でもありまして、ShiftPilot(シフトパイロット)・AMT車でもあります。同時期導入ではこの車の他、上の画像の「B&Sみやざき」1号車であります644-18561、そして続番の644-18562の計3台が導入されておりまして、これまでもこの「B&Sみやざき」、そして宮崎~福岡線「フェニックス号」でも運行されておりました。

 

 (644-18562)

 

 (644-18563、「フェニックス号」時)~令和2年撮影

 

 

 今回乗車の644-18563の車内です。シートまで「水戸岡デザイン」となっております「B&Sみやざき」専用車とは座席の仕様も異なっておりますが、そんな座席は全座席3点シートベルトが設けられております。ただ、座席はおろかシートベルトは固く、やはりバスは腰の部分だけでもいいのかなと思うほどでもあります。尚、新八代駅発車直前に空席が見られる事から運転士さんが席を移動していいですよとおっしゃっておりましたので、進行方向右側の席に座っておりました。

 

 (シート)~3点式です

 

 

 

 また、各座席にはUSBポートが設けられております。最近の場合は、後付けを含めましてUSBポートが主流となっておりますが、やはり携帯電話・スマートフォン利用が前提でありますので、このような形でもわからなくはない所ではあります。

 

 (画像は過去乗車時撮影)

 

 

 さて、JR九州バスで運行します「B&Sみやざき545号」は、11時42分に新八代駅を発ちまして、九州自動車道八代インター方面へと向かいます。画像は、車内より収めました新八代駅でありますが、画像左側のバス乗場を出まして、ぐるっと回りまして画像の位置へと進んでおりました。

 

 

 八代インターから九州自動車道に入りまして南下して行きます。進行方向右側には、八代駅に隣接します製紙工場の煙突の姿が見られておりまして、この時も稼働する姿が見られておりました。

 

 

 それからは、複数のトンネルを抜けて行きまして、周囲を山に囲まれた所を通過して行きます。画像は坂本町の鮎帰付近でありますが、この周辺には家も少ない地域でもありまして、そんな所を通過して行きます。ちなみに、かつては当ブログでもご紹介しましたように2箇所(鮎帰・小鶴)高速道路上にバス停が設けられておりましたが、残念ながらいずれも廃止されております。

 

 

 この後は、眠ってしまっておりまして、知らぬ間に人吉インターを通過しておりました。気が付いた時には進行方向右側には韓国岳(からくにだけ)が見える小林市付近を通過しておりまして、眠い目をこすりながらではありましたが、美しい姿を収める事ができておりました。

 

 

 そして、新八代駅を出まして2時間近くで宮崎インターを出まして、宮崎市内へと進んで行きます。画像はかつての宮崎交通貸切高速営業所(源藤車庫)跡地に設けられております「ニトリモール」でありますが、バスが出入りしていた所も現在はマイカーが出入りするようになっている事もわかるのではないでしょうか。

 

 

 この後、宮交シティでほとんどの乗客が下車しまして、終点宮﨑駅前へ向けて進んで行きます。この後、再び進行方向左側の座席に戻っておりましたが、その進行方向左側では大淀川の姿が見られておりまして、この姿から宮崎へとやってきたをも実感させるほどでありました。それほど宮崎を代表する川である事もわかるのではないでしょうか。

 

 

 こうして、13時50分頃に「B&Sみやざき545号」は宮崎駅前に到着しました。乗車時間は約2時間少々でありましたが、そのうち1時間以上は眠っておりましたので、これまでの疲れもたまっていたのかなと思ったほどでした。やはり自宅を早くに出ていたと言うのもありましたが・・・。

 

 さて、この車をはじめ平成31年頭導入の三菱エアロエース3台では、FUSO AEROエンブレムが赤で表示されておりますし、その下の画像にもありますように側面後部には「スリーダイヤ」のマークも見られておりまして、こう言った所からも三菱ふそうの車らしさが見られるようになっております。尚、以降の「令和顔」の車でも同様の形となっておりまして、JR九州バスを表します赤ともマッチしているのがいいのではないかとも思う所でしょうか。

 

 (「スリーダイヤ」マークと「63号」)

 

 

 こうして、「B&Sみやざき545号」として運行しておりましたエアロエースは、駅近くにありますJR九州バス宮崎支店へと回送します。そして次の運用まで休む事にもなりまして、再び新八代駅までの往復運用に就く事にもなります。

 

 

 今回は、九州新幹線→高速路線バスを利用しました、福岡→宮崎間の利用記録の後編として、JR九州バスの「B&Sみやざき」に乗車しました模様をご紹介しましたが、今回利用車両が白地の専用車ではなかった事には残念でしたが、それでも比較的新しい車に乗車できて良かったとは思っております。それにしても、この「B&Sみやざき」の存在も鉄道が肥薩線(現在寸断中)・吉都線と高速化されておりませんので、高速道路を経由する事でスピードアップしている面は大きい存在かなとは思う所ではありましょうか。とにかく、ご覧の皆様も陸路で早くに行かれるならば新幹線~高速路線バスで利用していただければと思っております。