今でも伝説となって語り継がれているかもしれないのが「オリエントエキスプレス」の客車を使用した日本での営業運転かもしれません。今では考えられない企画モノ。牽引機もあれやこれやで大変だったことでしょうね。今回はそんな歴史の一旦を回顧してみます。撮影はお馴染みの「ふたまたせん」さんです。

 

  「ふたまたせん」さんから

 ご承知のように「オリエントエキスプレス」とは、ヨーロッパを走行する国際長距離夜行列車です。なんとこの列車が、日本国内を走ったことがありました。1988年にフジテレビ開局30周年、JRグループ発足1周年記念行事として、フジテレビ、JR東日本の主導のもと、実際の車両(客車)を使いパリー東京間で運行されました。

 そして、国内各地もツアー乗客を乗せて運行を行いました。もちろん、ヨーロッパと日本では軌間(線路幅)が違うので日本のJR線内では日本の狭軌用の台車に履き替えての走行です。ちなみに東海道線は浜松を走った日は、1988年(昭和63年)11月29日でした。

 撮影場所は、西浜松で、まだこの頃はまだ貨物駅等も完全移転がされておらず、オマケにこの付近も自由に入れました。この辺の牽引機関車はEF65電気機関車でした。JR東エリア内での観光ツアーではEF5861やSLみなかみでお馴染みのD51498なども牽引していますね。

 

 ※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。

 ケツはマニでしょうか?遠目でも車体巾が異なりますね。そして威風堂々の編成は誇らしげさも感じさせますね。