小さなスルーガーダーを架ける(1) | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 前回、大糸線の可愛い鉄橋をご覧いただきましたが、今度は、秩父鉄道で桁下の低い鉄橋を見つけました。

 白久と三峰口の間にあり、桁下は2.6mです。大糸線のそれは、集落とは無縁な場所にあって、通る人も少なそうでしたが、こちらは集落の近くにあり、自動車も走っていそうです。

 

 桁下の低い鉄橋の実例を複数確認できたことで、レイアウトに手を入れる決断ができました。

 早速、築堤の一部分を切り取りました。

築堤を切り取ったところ

 

 試しにスルーガーダーを渡してみると、33ミリの桁下が確保できそうです。

 80倍すると 2.64メートルになります。

試しにガーダーを渡したところ

 

 続いて、煉瓦の橋台を作ります。

 煉瓦は、納屋を作った時(過去記事)と同じく、印刷で表現します。

 煉瓦の大きさは、たて 0.75ミリ、横 2.63ミリ、目地の幅は  0.15ミリです。

 納屋を作った時に、フリーの AR_CAD で作図したものを流用します。 レンガの作図

 

 レンガを印刷し、折り曲げました。

 ここで、色あせを防ぐために、ホルベインのUVマットバーニッシュを吹いておきます。

 レンガの積み方は、イギリス積みかフランス積みにするべきだと思いますが、お手軽に流用したため、長手積みになりました。この辺が私のダメなところです。

レンガを印刷して曲げたところ

 

 裏を角材で補強した後、角に”隅石”を貼り付けて装飾を施します。

 以前の記事でも紹介しましたが、隅石には、米国のChooch Products製石積みシートを使います。柔らかい素材で出来ていて、折り曲げることができます。

石積表現シート

 

隅石を貼ったところ

 

 隅石を貼ってみましたが、角が丸まってしまい、気に入りません。

 そこで、少しでも角を出そうと、カッターナイフで切削加工を試みました。

隅石を加工したところ

 

 加工の効果を確認するため、隅石に色を塗りました。

隅石を塗ったところ

 

 分割して作った橋台の上段を載せて、全体の様子をみたところです。

 うーん、隅石の出来映えは、何とか許せる範囲ですかね。

 

 ここまで作ったところで時計を見ると、日曜日も夕方を迎えつつあります。

 休日の炊事当番は私なので、今日の工作はここまで!

 続きは、また来週です。

 

 本日も、ご訪問ありがとうございました。