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2023年1月:鳥取と岡山をジグザグに辿る旅(その6:津山まなびの鉄道館へ立ち寄り)

姫新線で津山駅までやってきた。

津山駅に到着したのは14時29分。当初は14時35分発の津山線で岡山駅に向かう予定にしていたが、15時03分発の列車に乗車することにし、津山駅で途中下車することにした。30分遅らせたことによって、この後に乗車する、とある路線の完乗が果たせなくなってしまうのだが、まあ良いだろう。

米子駅から津山駅経由で岡山駅まで行く乗車券でここまで来ているが、岡山駅から先の行程がこれで固まったため、津山駅の窓口でその先の切符を買い足した。最初に経路が決まっていれば、鳥取→米子→新見→津山→岡山→・・・の乗車券+米子と境港の往復乗車券を買うなどして安くあげることができたものだが、直前まで計画に自由度を持たせておきたい性格なので、高くつくのは仕方がない。

さて、津山駅で降りたのは少しばかり街の様子を見てみたかった(夜行バスで岡山へ行く時に何度か通ったことはあったものの降り立ったことは無かったため)のもあるが、駅の近くに「津山まなびの鉄道館」なる施設を見つけたため。徒歩で片道7~8分かかるようだが、メインの扇形機関車庫を見るだけでも価値はあるだろう・・・ということで強行することにした。

津山駅の入り口。一文字ずつ看板を立てているところが昔ながらの駅舎といった感じ。

駅前は綺麗に整備されていた。よく見ると、駅舎を保存した上で、その周りに色々と新しく造ったようである。

駅を出てすぐの路線バス乗り場。城下町をイメージしたようなデザインになっている。ちなみに高速バス乗り場は駅を出て右側に進んだところ。昔は少し離れたところに停車していた記憶があるが、便利になったものだ。

駅を出て左側へ進み、踏切を渡ってからしばらく歩くと目的地。早足で頑張って5分強といったところか。

控えめな感じで入り口があった。

料金を支払って中に入ると、目の前に蒸気機関車の動輪と、その奥に転車台。フェンスを挟んで津山運転区の線路と繋がっている。転車台を間近でみたのは初めてだったと思う。

そして扇形車庫と、ずらりと並んだ国鉄型車両。

こちらはキハ181系と、キハ58系。両方とも一度ずつしか乗ったことない車両。キハ181系は、東京と岡山の行き来に青春18切符を使用していた頃(←ムーンライトながらがあったため)、岡山駅〜上郡駅のワープに使った特急いなばで乗車した一度きり。願わくば、智頭急行を駆け抜ける姿も見てみたかったところ。お隣のキハ58系はいすみ鉄道に来てから乗車した。

キハ28系とキハ52系。キハ52系は大糸線で走っていた頃に乗りに行こうと思いながら、結局乗れずじまい。こういう車両を体験したかったら、乗れるうちに無理してでも乗るべきなのは教訓になった。

そして真ん中の転車台にDD13形のディーゼル機関車。機関車の類は馴染みがないのでチラッと見ておくにとどめた。

15時まで待てば転車台の回転シーンを見学できるようだったが、津山駅を15時03分に出る列車に乗りたかったので断念。流石にもう一本落とすと、この先の行程が「福山駅に直行」という味気のないものになってしまうため、行程を優先した。

フェンスの向こうには津山運転区。キハ40・47形やキハ120形が並ぶ。奥にはピンク色をした「SAKU美SAKU楽」の車両が見える。「SAKU美SAKU楽」といえば、「15時からの転車台の実演を見学した場合、次の津山線は何分発だろう」と検索しているとき、候補となった15時53分発の列車に「SAKU美SAKU楽」と書いてあり、なんぞやと思って調べたばかり。どうやら、定期列車である快速ことぶきに併結して運転する観光列車のようだった(※)。独自にデザインされた車両で、食事ができたり車内販売があったりするらしい。例によって昼ごはんを食べる時間がないままここまで来たため、当日予約で食事ができるなら、心が1ミリぐらいは動いたかもしれない。

(※)SAKU美SAKU楽、現在は定期列車に併結せず、単独の臨時列車として運転。食事を希望する場合は7日前までに申し込まなければならないので要注意。

もう少し奥の方からワンショット。手前の列車にピントが合ってしまった。

津山まなびの鉄道館には、扇形車庫などの屋外展示の他にも、展示のある小さめの施設がいくつかと、お土産コーナーがある。そのうち、ジオラマが展示されているところだけ見学し、施設を後にした。

(続く)

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