山口県西部のJR山陽本線で長年見られた105系+123系の併結列車。 宇部・小野田線車両の下関への入出庫を兼ねた運用でしたが、 2023年3月のダイヤ改正で消滅。現在123系は単独でのんびり回送されています。

 

 

 

下関に向けて山陰本線との合流地点を行くクモハ123-5。5と6は前面の方向幕を使用し、しっかり「回送」表示を出しています=新下関ー幡生

 

 

 

123系の下関総合車両所運用検修センターへの回送は、朝の山陽本線各列車の合間を縫って、8〜9時台にかけて下っているようです。一方、上りの回送は15〜16時台にかけて宇部・小野田線に戻っていきます。MT57モーターの同系は、115系と異なるの走行音を沿線に響かせています。

 

 

下関駅で発車を待つクモハ123-4の回送列車

 

 

 

123系は途中駅で普通列車や貨物列車に道を譲りながら、ゆっくり回送されます(クモハ123-4)=いずれも新下関駅付近

 

 

 

下関総合車両所運用検修センターに戻ってきた123系のうちの1両は、客留12番線の端に入っています。彦島に向かう県道沿いからよく見える位置で、のんびり休むベテラン車両はなかなか風情があります。

 

 

下関に戻って客留12番線で休むクモハ123-5。金網越しですがじっくり見ることができます

 

 

 

105系との併結列車がなくなり山陽本線で123系に乗れなくなったのは残念ですが、本線を行く単行のクモハ123形の姿はかつての旧型国電クモハ42形を思わせます。115系が大半の下関エリアでは、単行のベテラン車両は新鮮な被写体になっています。

 

 

 

 

※23年3月ダイヤ改正まで設定されていた併結列車は以下の記事で紹介しています

 

 

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