山口県内のJR山陽本線を走る2扉転換クロスシートの国鉄形115系3000番台。最近はワンマン運転の開始で話題を集めていますが、座席のモケットも一部編成で変わっています。稼働中の17本を調査してみました。

 

 

115系3000番台の座席は、1982(昭和57)年の登場時はこげ茶色のシックなモケットでしたが、現在は薄茶色のものが使われています。そうしたなか、近年は広島を走る227系0番台と同じ赤色系のモケットに交換した編成も出てきました。

 

 

現在の115系3000番台では標準仕様のモケット。とても落ち着いたインテリアです。色についての知識は乏しいのですが、ややグレイッシュなブラウン系という感じです

 

 

広島の227系と同じ赤色系のモケットに交換された編成。上写真のブラウン系モケットよりメリハリのある空間に変わりました

 

 

 

年2回発行される「JR電車編成表」(交通新聞社)の115系3000番台の項目を見ると、ワンマン改造のメニューに(読み方によっては)モケット交換が含まれているように書かれています。

 

 

しかし、ワンマン改造が施工された3000番台を見ているとそんなことはなく、従来のブラウン色のモケットの方が多い印象です。はっきりさせようと今年4月、115系3000番台を見たり乗ったりした際にチェックしてみました。結果は以下のとおり、モケット交換していたのは編成は計5本でした。

 


※2023年4月時点

従来のブラウン色モケットの編成

N-03、05、08〜11、14、16〜19、21

赤色のモケットに交換した編成

N-01、02、04、07、20


※N-14編成は赤色に交換されました(24年3月追記)


 

幡生駅付近を走行中の115系3000番台

 

 

 

検査で下関総合車両所に入場してもブラウン色のままの編成が多い印象ですが、私のレベルでは交換基準がいまひとつ分からず、今後赤色系モケットがどの程度広まるかは見通せません(大半の方にとっては気にするところではないと思いますが)。

 

 

おわりに…

JR電車の編成表に詳しいウェブサイトなどをよく見ると、115系3000番台のモケット交換状況もしっかり書かれていました。私の調査は意味のないものでしたが、自力で確認したということで、やる気を買っていただければと思います…。


 

※115系3000番台の車内は、以下の記事でも紹介しています

 

 

※リバイバル企画で2023年10月に瀬戸内色に戻された115系3000番台N-04編成は、以下の記事をご覧ください

 

 

※姉妹ブログにも115系3000番台をまとめた記事を書いています