かつては名阪甲特急をメインに活躍し、アーバンライナーの中でもより特別感があった21020系ですが現在は名阪乙特急をメインに一部名伊乙特急にも充当されており、賢島への入線も日常のことになりました。2編成のみの少数派であるため今でも当たったらラッキーだと思っていますが最近はデラックス・レギュラー共にシートのモケットが張り替えられて名阪甲メインだった頃とは車内の雰囲気が変わり、更にレギュラーシート車にもコンセントが設置されたので体質改善も図られています。


(2023.5.13 近鉄四日市にて撮影)

 名伊乙特急に充当中の21020系です。アーバンライナーnextの愛称を持つ同系ですが外観は名阪甲メインだった頃と変わっていないものの桑名・近鉄四日市・白子への停車が当たり前になったことで途中駅から狙いやすくなり、近鉄名古屋や津を含まない区間での利用も可能になったので近距離でデラックスシートも有りになってしまいました。


(2023.5.13 近鉄四日市にて撮影)

 撮影した21020系の名伊乙は近鉄名古屋11:10発の賢島行き7115レで、この日はUL22が充当されましたが鳥羽を越えて賢島へ入る運用を受け持つようになったことで単線区間での撮影も楽しめるようになり、実際に乗車して車窓から景色を見るのも良いです。賢島行きの場合向かって左側に加茂川が見える船津カーブが好きなポイントですが21020系は乗務員室直後が展望デッキになっているため誰でも自由に前面・側面の車窓を楽しむことが出来、その点は50000系「しまかぜ」や80000系「ひのとり」より上って私は思います。