貨物鉄道輸送150年を記念して5月14日、JR貨物下関駅で開かれたJR貨物フェスティバルin下関。今回注目を集めた催しの一つが、DB500-1による貨車入換実演でした。実際の貨物列車(83レ)の到着に合わせて行われました。

 

 

下関貨物で入換機として活躍するディーゼル機関車DB500-1。同形の基本番台としては唯一の存在です

 

 

 

貨物列車83レは午前11時30分ごろ下関貨物に到着しました。DB500-1は多くの来場者が見守る中、到着線に向けて出発。意外に素早い動きで線路を渡っていきます。

 

入換実演時、会場では無線のやり取りも聞かれました。一連の作業の流れを、現場の雰囲気も含めてじっくり見ることができました。

 

 

 

DB500-1が待つ下関貨物に到着する83レ。この日はEF210-138がけん引

 

 

来場者が注目する中、到着線に向けて出発するDB500-1。日頃黙々と働いている同機がこれほど脚光を浴びるのは初めてかもしれません

 

 

到着線に入りコンテナ貨車をつなぐDB500-1。その奥ではEF210-138が下関総合車両所運用検修センターへ移動していきます

 

 

 

 

仕訳線に入るコンテナ貨車。手ブレーキのハンドルを回して固定されました

 

 

 

DB500-1寄りの2両は切り離され、さらに隣の仕訳線へ移されました

 

 

 

暮らしや企業活動を支える日本の物流網。その一翼を担う鉄道貨物は、その重要性の割に一般市民にはなじみが薄いように感じます。

 

またJR貨物下関駅も、本線を挟んだ向かい側のEF65PF形電気機関車や115系電車などが見られるJR西日本下関総合車両所運用検修センターに比べると、あまり知られていないように感じていました。

 

貨物鉄道輸送150年を記念した今回のイベントはそれらに光を当てることになり、鉄道ファン以外の方々にも親しみが広かったように感じました。

 

 

 

 

※当日の展示車両は以下の前編記事をご覧ください

 

 

※DB500-1の日常の姿はこちらの記事で紹介しています

 

 

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