90年代初めのジョイフルトレイン全盛期。客車改造によるものが多かったですが、すでにいくつかの電車ベースのものもありました。
165系なのはな、パノラマエクスプレスアルプス、ゆうゆう東海、485系シルフィード、リゾートエクスプレスゆう、このあたりまではジョイフルトレイン全盛期の面々に加えて良いのでは、と思います。
90年代後半から登場して、客車JTを置き換えていく485系「ニューなのはな」や「宴」「華」「彩」「やまなみ」「せせらぎ」「リゾートやまどり」「ジパング」「きらきらうえつ」などは、多くが似たようなデザインとなってしまいました。
さて、そんなわけでラインナップに加えたい、全盛期の電車ジョイフルトレインのうち、アルプスはジャンクの種車が揃えば作れるかも知れません。なのはなも窓埋めと塗装を頑張れば作れます。シルフィードは一度3Dプリンタで作ってみましたが、出来が悪いのでいつか再挑戦したいです。
そんな中で、全く作り方の方針が立たなかったのが「リゾートエクスプレスゆう」です。
複雑な先頭形状、なににも似ていない車体断面、突飛なディスコカー、ゆうマニの存在、市販のスプレーになさそうな塗色、、、。
いつかは作りたいと思いつつ、キッカケがないままでしたが、この度3DプリンタでBトレサイズ車両を作られている方から6連をまるごと購入させていただきました。
3Dプリンタでここまで作れてしまう時代、すごいです。自分もチャレンジしたいですが、設計の大変さや成型不良のトライアル、レジンの面倒な取り扱いを思うと、なかなか手が進みません。一両で成立するマヤ検やSL大樹の展望車など、試してみたいものはいろいろあります。
さて、本来長い車両をショーティーにする際、特に流線型の車体のディフォルメ具合は難しい課題です。
「ディフォルメではなく要素を選び取る」コンセプトのBトレは、流線型前頭部は長手方向をできるだけ短縮しない方がよいのですが、それも限界があります。E5系などは、前頭部だけで6cmを超えてしまいます。
この「ゆうショーティー」の設計思想は、おそらく各要素をまんべんなく縮める感じで、前頭部も少し鈍角になっています。
ここは好みの問題ですが、「ゆう」はある程度の鋭角さがらしさに繋がると思い、出来のよいモデル(しかも塗装済み!)ですが、加工してみることにしました。
センターピラーの上部に斜めにヤスリを当て、削っていきます。
さらに「ゆう」で難しいのが、前頭部に行くほど肩の部分が斜めになっていくところで、実車では乗務員扉あたりから上側の絞りがついていたようです。
ヤスリを当てて、展望窓あたりが前から見て「ハの字」的になるようにしました。
ここは、ゆうの印象を決定づける要素に思えます。
センターピラーを再建しました。だいぶ横からの見た目が鋭角になりました。
前から見ると「ハの字」的な感じが少し出ました。実車はもっと斜めなのと、車体側面全体が651系同様に上側に向けて絞られているような気がしますが、このくらいでやめておきます。
最初との比較です。
既存車両との比較です。車高は下回りの取り付け方次第ですが、もう少し低くした方が良いのかも知れません。
窓ガラスと再塗装に対して、何の解決アイデアも持たずに進めていますが、なんとか進めて参ります。
続きます↓
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