みなさまどうもこんばんは。
オフトゥン大好きHatiです()
今回は20400型という屈指の迷列車をまとめていきたいと思います。
まず20400型の前にその元となった形式をまとめておきましょう。
20000型
1988年に日比谷線直通の2000系置き換えと冷房化を目的に製造された形式です。
9000系同様のAFE式主回路チョッパを採用しています。
20050型
1992年に仕様変更を行った形式。
20000型との違いは日比谷線のラッシュ対策として1,2,7,8号車が5ドア車となりました。
通常の3ドアの中間にドアを追加するような形で作られており、増設した扉をしめ切れば3ドアと同じ乗車位置になるため、始発駅などでの整列乗車の際には締め切られることがありました。
また、走行機器は東洋電機製のGTO-VVVFへ変更されました。
行先表示も幕式からLED方式になりました。
20070型
右側の車両です。1996年に日比谷線の列車増発を目的に製造されました。
20050型で取り入れられた変更は取り入れられているものの5ドア車は必要数に達していたため3ドア車へ戻りました。
また、パンタグラフはシングルアーム形状に変更されています。
それとクーラーのキセが分裂しています。
これらの形式は日比谷線のホームドア設置などを理由に置き換えが行われますが、ワンマン化改造を施され東武のローカル地区向けへと改造されます。
されるのですがその改造の仕方がめちゃめちゃ迷要素だらけ。
というわけでそれを見ていきましょうw
20410型
410番台は4両すべてが20070型から改造された形式。
20070型は3ドア8両で東洋製VVVFだったのでそのまま車内の更新とワンマン化が行われたタイプになります。
車体形状は20070型のそれを受け継いでおり4両すべてが3ドアでクーラーが分散しているのが特徴です。
20420型
今回の撮影で最も恵まれなかった420番台。この1編成しか見れませんでした。
20070型は3本しか製造されなかったため、単純に短編成化を行うと3本しか作れなくなってしまいます。
SIVを積んでいない4号車、5号車を廃車するとしてももう1本分モーター車ユニットが余りますのでこれを廃車するのはもったいない!
っとなったところでちょうど中間車がチョッパ制御で使えないものの先頭車は大して変わらないので使える20000型にスポットライトが当てられました。
というわけで420番台は中間車を20070、先頭車を20000から持ってきた形式になります。
先頭車が20000系由来になるので、クーラーの形状が大きく違うのがわかるかと思います。他にも寸法にわずかな差異があったりします。
20070型も20000型も3ドアなので420番台も3ドアの統一された編成になっています。
410同様に20070の余剰分となるMユニットから組んでいるので3編成が在籍します。
20430型
同じ東洋製VVVFを積んでいる車両は20050型にも存在したのでこちらもそのまま廃車はさすがにもったいない。
ということで誕生したのが430番台。こちらは全車を20050型から改造された番台になります。
大きな特徴としては5ドア車であった20050型から改造したため先頭車にその面影が見て取れます。
20050型の時点で触れていますが、3ドアの間に増設でドアを置いた形になっているのでその部分のドアを埋めてしまえば通常の3ドアとドア位置が変わらなくなります。
それを利用し増設したドアをふさいで3ドアにして登場した形式がこちらですね。
実はこいつ中間車になるべく5ドアを入れないようにしているため種車から考えると結構複雑な組成替えをしているんですよね。
1号車 8号車
5ドア 5ドア 5ドア 5ドア
28850-27850-26850-25850-24850-23850-22850-21850
↓ ↓ ↓ ↓
24430 22430 23430 21430
↓
↓
24430-------------------------23430-22430----------21430
というように編成を組む際にモーター車のユニットを6号車と7号車からもらうのではなく5号車と6号車からもらい、ほかの編成とそろえるために連結順序を逆転させるという何ともおかしな組み方をしていますw
20440型
はいそこまでして中間車に5ドアを入れないようにしていたけれどもここで登場440番台。
どうでしょうこのあからさまにドアがあったであろう車両!
実はこの形式が生まれた経緯も420番台に近いもので、残った中間車を活用するために、中間車は使えないが先頭車は使える20000型から持ってきて組成されたものです。
つまり440番台は中間車が20050型で先頭車は20000型になります。
ではなぜ中間車に5ドアが入ったのか。それはまたもやSIV問題です。
SIVを積んでいない4号車が使えなかったため2号車と3号車を持ってきた結果2号車が5ドア車になったため改造を行ったという形です。
440番台の最大の特徴はこれになりますね。
中間車に元5ドア車が挟まる形式です。
というわけで見ていきましたがかなり面白い形式ではないでしょうか?
それぞれで違ってずいぶん面白いですよねw
おそらく今後も北関東ワンマン地区の主役になるであろう20400型をみなさまもぜひじっくり観察してみてくださいね。
では!また次回!