1995年9月4日に廃止になった深名線にあった駅です。
1955年、上幌加内仮乗降場として開業、1987年の国鉄分割民営化により駅に昇格、
1995年の深名線の廃止とともに廃駅になりました。
時期は不明ながら簡易委託だったこともあるそうなので、
周辺はそれなりに賑わっていた時期があったと思われます。
仮乗降場だったということで、ホームは板張りでした。
駅跡はレールが残され、ホームを支えていたであろう鉄枠と駅名標の枠、
そして「上幌加内」の停車場接近標識が残されています。
駅名標の枠と接近標識はかなり傾いているので、いつか倒れてしまうかもしれない。
駅跡から南を見ると幌加内市街地を望むことができます。
お隣の幌加内駅までは3.1㎞ありますが、周辺一面は畑なのでよく見える。
近くに上幌加内集落創立50年の「開拓記念碑」があります。
裏の碑文は判読が難しかったのですが、建立は昭和44(1969)年らしい。
大正7(1918)年ともあったので、その頃にはまとまった集落が形成していたと思われます。
辺りには他にもいくつかの記念碑が。
上幌加内駅跡とその界隈、味わいがある一角です。