KATOのEF510-500 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 昨日、近所の立ち食いそば屋に行ったら、いつもはガラガラの時間帯なのに何と満員御礼。一体どうした?と思ったら、海外からの観光客に占拠されていたのだった。店を出て見かけたオープンエアの観光バスも外人さんで満席。インバウンド復活を実感した朝だった。
 さて、改札口運転会ネタの続きで、今日は日付ネタをからめてゴトウさんことEF510を。
 JR東日本で寝台特急「北斗星」「カシオペア」の牽引機として活躍してきたEF81の後継機として、2009年に颯爽と登場したのがEF510。既に貨物用として実績があった0番台をベースに、旅客用に仕様変更した500番台が15両製造された。
 KATOがHO(正確には16番)で製品化したのは2012年。戦略商品として企画され、先行していたT社の半額以下という低価格でリリースされたのは衝撃的だった。KATOの戦略が功を奏し、Nゲージをやっていたモデラーもついつい手を伸ばした人が多いので、改札口運転会にも必ず複数のゴトウさんが出没する。
 出来るだけユーザーによる後付けパーツをなくすという商品コンセプトのため、車番も設定済で出荷。北斗星色は501号機、カシオペア色は510号機でリリースされている。

 ところが北斗星などの運転終了とともに、用途がなくなったJR東日本のEF510の大半はJR貨物に売却された。このなかに501号機も含まれていたため、KATO製品の北斗星色は途中から残存した515号機に変更。さらに実車の動向に合わせた各種のバリエーション展開を加えながら再生産が続いている。
 発売から早くも10年が経過。初回ロットは、線路状態によっては脱線しやすいという弱点があったものの、すぐに改良されて運転会での長時間運転でも問題なく走る。
 間もなくKATOからは「夢空間」客車がリリースされるけど、実車はEF510のデビューを待たずに2008年に運転を終了しているから、模型の世界では時代を逆行してEF81が再び脚光を浴びそうだ。