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【阪急】外観が奇抜な「千里阪急」、再開発で消える模様

北大阪急行・千里中央駅の東にある、特徴的な外観のこの建物。阪急百貨店の千里阪急です。

1970年の万博の直前に建てられた千里阪急ですが、再開発により、その姿を見ることが出来なくなるみたいです。



千里中央駅周辺の再開発事業

千里中央駅の東側にある千里阪急。ここでは、千里阪急(阪急百貨店)と千里セルシーの敷地において、一体再開発を行う事業がはじまろうとしています。

2019年3月に策定された千⾥中央地区活性化基本計画が土台となっており、この再開発が行われると、千里阪急と千里セルシー(閉店済)の間にある自動車道路が付け替えられ、延床面積10万㎡級の大型商業施設が生まれることになります。

基本計画は、駅の東西の導線等を考慮した整備計画となっており、単なる老朽化施設の建て替えだけではなく、

  • 歩行者・自転車・自動車の各導線の整備
  • 大街区化の推進
  • 行先方向別に合わせたバス停の整備
  • 防災空間の整備
  • 広場空間の整備

など、千里中央駅の周辺の利便性向上を目的とした整備計画です。

「千⾥中央地区活性化基本計画」より

2019年5月19日には千里セルシーが、2023年4月30日には、駅東側にある千里中央オトカリテが閉店となりました。2023年5月時点で、先行開発地域であるSENRITOよみうりを除くと、千里中央駅の東西で大型商業施設が残っているのは千里阪急だけとなりました。

余談ですが、オイルショックの時にトイレットペーパー騒動の発端となったのは、千里大丸プラザ(千里中央オトカリテ内のピーコックストア)でした🐶

…と、ここまで言っておいてなんですが、2023年度中の事業認可の予定で、再開発事業が100%確定ではありません

現に、2023年3月7日に開催された豊中市議会における令和5年3月定例会の代表質問で、公明党・坂口福美議員が「千里中央地区再整備計画」に関して質問を行っています。

日本の政治家の質問が長いのは古今東西普遍的な事実なので、超絶簡単に要約すると、

「店舗閉店してるけど、再整備はまだなん?」

という質問です。日本の役人の答弁が長いのも古今東西普遍的な事実なので、これまた超絶簡単に要約すると、

「令和5年度の認可手続きを目指してるねん。民間施設(ピーコックとかセルシーとか千里阪急)の整備時期は協議中やねん。」

ということです。