TOMIX EF66 動力ジョイントの修復 20230506 | 鉄道模型「スーパー特急”鉄模の日々”」

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1/80スケールの鉄道模型(16.5mm・13mm)の製作を中心とした、マイモデルの日々の製作工程をご紹介しています。車両工作を中心に、レイアウト製作や乗り鉄・撮り鉄など、気ままに書いていきます。

ブログへは久々の書き込みとなります。

長かったゴールデンウィークもあと1日で終わりです。


さて、5/3〜5は一年ぶりの所属クラブの鉄道模型運転会でした。

そこで走らせるべく持っていったTOMIXのEF66ですが、レイアウトを一周したところ、いきなり止まってしまいました。

モーターは回っている音が聞こえましたので、どうやらジョイントか外れてしまったか何かが原因と思われました。


ボディーを外してみたところ、ジョイントの動力ユニットの付け根のところで、何と!ジョイントカプラーにヒビが入っているではありませんか!!

反対側も同様です。

これでは空回りしてしまって動くはずがありません。

モーターが空回りしてしまうワケです。


取り外したところ、真っ二つに割れてしまいました!

材質の劣化、あるいは材質が硬いことに依るものと思われます。もう少し軟質プラならこのようなことは起きないかもしれません。

このパーツは分配もされておらず、どうしようかと途方に暮れました。


さて、ここで、クラブ員のM君から「シリコンジョイントを使ってはどうか?」と提案がありました。

オーッ!なるほど、その手が有ったか!ということで、早速に試してみることにしました。


ハイ、シリコンチューブを用意しました。


ユニバーサルジョイントの玉の部分にはツメがあり、このままではシリコンチューブを差し込めません


そこで思い切ってツメをカットしてしまいました。

もう後戻りは出来ません。


しかしこれでシリコンチューブを差し込むことが出来ました。


ユニバーサルジョイントの六角になっている側をモーター横のフライホイールに差し込み、その後シリコンチューブを動力ユニットの推進軸に差し込みます。

実は差し込んでから試験走行させてみたところ、やはりモーターが空回りするだけで走りませんでした。

一瞬「なんで〜、、、」と頭が真っ白になりましたが、そう言えばユニバーサルジョイントの六角の側をフライホイールに差し込んだ際、妙に引っ掛かりが無かった感じがあったような気がして、一旦、ユニバーサルジョイントを抜いてから再び差し込み手で回してみると、少し深く差し込むと空回りしてしまう事が分かりました。

どうやらフライホイールの穴は、口元は六角に彫られているが、少し奥からは円筒状になっているようです。

なんでこんな構造にしてあるのかは解せませんが、とにかくフライホイールの口元の六角部分にユニバーサルジョイントの六角部分が来るようにしなければなりません。


で、シリコンチューブを動力ユニットの推進軸くらいの長さまでカットして、再び推進軸に差し込みます。


ユニバーサルジョイントの先端のボール部分が、動力ユニットの推進軸の先端に当たるくらいまで押し込みます。


反対側も同様にします。


基盤を元に戻して(DCC化したため、DCCデコーダーが見えています)再び走行試験をしました。


下の動画のように、今度はちゃんと動きました。

反対方向も問題ありません。

以上のように無事に修復する事が出来ました。

このEF66は一番最初に発売された、いわゆる「青箱」の商品ですが、同一時期に発売された商品は同じような現象が起きる可能性があります。
同じ商品をお持ちの読者の皆様はいかがでしょうか?

当初はTOMIXへ修理に出す事も考えましたが、修理代もそこそこ掛かるのでしょうし、日にちも要します。
自己責任とはなりますが、お陰で今回のように修理する事が出来ることも分かりました。
「青箱」の商品は他にも所有しておりますので、ボチボチ検証して、悪いものは同じ方法で直していこうと思います。