JR西日本下関総合車両所に2023年3月に廃車回送されてきた吹田総合車両所京都支所の117系S1編成。現在はモハ117-307とモハ116-307を除く4両の内装解体が進んでいます。一方、一緒に留置されていた事業用車クモヤ145形の2両は、一足先に車体の解体が終わりました。

 

 

内装解体が進む117系S1編成。写真の先頭車クハ117-304 はヘッドライト、前面窓ガラスなどが外されています(車両所北側の跨線橋から)

 

 

中間車モハ117-106の貫通扉は開けられており、内装が撤去されているのが確認できます

 

 

 

もう少し近くの車両所沿いの道路から見ても、モハの2両は転換クロスシートなどが既に撤去されているようでした。窓ガラスも一部は外されていました

 

 

115系N-06編成と一緒に留置されているモハ117と116-307は(写真右端)は今のところ動きはありません。中央のクハ117-304の隣に見えるのは、クモヤ145-1102、1124の解体後の廃材と思われます

 

 

 

1979(昭和54)年のデビュー以来、長く京阪神地区で親しまれた117系ですが、同地区から今春撤退しました。岡山地区での運用はわずかに残っているようですが、新型車両の増備が控えており、国鉄時代の名車も「ウエストエクスプレス銀河」を除きいよいよラストが近づいているようです。

 

 

 

※117系はその後7月に定期運行を終えました。岡山地区を走ったE-08、E-09編成の下関総合車両所回送後の様子は以下の記事で紹介しています

 

 

 

※姉妹ブログ「歴鉄2番線」では、主に1980〜90年代の鉄道を振り返っています。117系のことも書いてみました