大阪メトロ80系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


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大阪市メトロの最新路線である今里筋線、ラインカラーのオレンジは、計画時にオレンジの蛍光ペンで線を引いたから、というウワサ…。

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そんな今里筋線で活躍するのが80系です。同じ鉄輪式リニアモーターで走行する70系同様ロゴが入っており、8を象ったものになっています。

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側面にはLIMのロゴも。車両は70系の限りなくデッドコピーに見えますが、70系と比べて天井は少しばかり高くなっています。

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車内です。外観のオレンジとは打って変わって、寒色系でまとめられた色調となっています。またリニア地下鉄らしく断面積が小さく作られています。

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ドアです。70系同様、車体断面の関係で途中で屈曲したデザインですが、その傾斜は幾分緩くなっています。おかげで見た目にも狭苦しさは軽減されていますね。LED表示機は千鳥配置ですが、ドアが開くか否かを表示するランプは両側に設置されています。

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車端部です。大阪市営地下鉄時代からの伝統、妻窓も備わります。仕切り扉も窓がかなり下まで引き下げられており、全体的に見通しがよくなっています。

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優先座席を有する車端部です。結果論かもしれませんが、両側共に機器スペースが存在しており、端っこながら腕を逃すスペースが存在しています。近年この部分のゆとりを感じられる車両も少なくなってしまいました。

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最前面です。壁と蓋で占められた寂しい状態で、窓もかなり小ぶりです。運転台は全駅島式ホームとなっているため右側に配置されており、覗き窓のごとく設置された小型の仕切り窓があります。こうまでして窓を付けたかったのでしょうか?(^^;;

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天井です。この系列から、残念ながら照明カバーが廃止されてしまいました。残念なことです。車高が低いので接触防止のため蛍光灯の下には二本のバーが入っています。

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窓です。時代の進歩でしょうか、70系では中央に柱が入った2枚仕立てでしたが、一枚窓となっています。地下線のみの走行のため、もちろん日除けは有りません。


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とは言え、70系同様なぜだかカーテンレールが設置されています。70系ほどの無理さは有りませんが、設置するとやはり無理が出ますね…。

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座席です。ドア間は5人掛けのロングシートです。座面がバケット形状となっており、袖仕切りは肘掛を兼ねた板となっています。が、垂直に伸びるパイプの位置が残念なところに来ており、肘を置こうとするとこのパイプが腕に食い込みます。あまりいい気はしません。

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車端部は4人掛けです。座り心地は薄くて硬い見た目通りのものです。但し形状自体はそこまで悪くないので、路線長もそこまで長くありませんから、ちょっとした移動手段としてはまぁこんなもんですね。

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優先座席です。一般座席との区別のため青色のモケットとなっています。誰が言ったか「西武っぽい」と言われればそんな気もしなくはありません。

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フリースペースを有する車端部です。非常通話装置と握り棒、車椅子固定用具が備わり、右側には2人掛け座席もセットされています。
 

順序的にはこちらが最初ですが、こちらのトップナンバーは試作車的要素が強く、量産車と比べるとちょこちょこと差異が存在しています。

 

そうそう、登場から一貫して4両編成での運行となっていますが、車番の付番は5両編成への増結も見込んでいるようです。恐らく見込みで終わると思いますが…。

 

という訳で車内です。パッと見ても間違い探し程度の差異ではあるんですけどね…。

 

まずはドアからです。このトップナンバーでは大阪市営地下鉄時代に試験的にではありますが初の電気式ドアエンジンを搭載した編成となっており、開閉は幾分静かに行われます。

 

こちらがスピーカーが付いた区画。スピーカーは量産車がただ穴を開けたような仕様なのに対し、こちらはスピーカー部分が黒に塗られております。

 

そして座席です。量産車ではドアコックが2箇所しか無いのですが、こちらは各ドアに1つあるため、座席下のドアコックの数が多くなっております。…ドアに引き続き、気付いても大して特をしない差異でした(^^;;

 

フリースペースはひとまず1枚撮りましたが、取り立てた差異はありません。隣の座席にはドアコックがありませんね。

 

ロゴも新たに。乗客は多くありませんが、鉄道空白地帯を埋めて利便性を向上させた意味合いは大きいと思います。今後も地道に頑張って欲しいですね。