東海道線を散策してみる②(品川駅〜鶴見駅) | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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今回も東海道線(東海道本線)についてご紹介します。


2回目は品川駅〜鶴見駅間を散策していきますよ!

最初なので今回は詳しくご説明します!

それでは品川駅を出発します。
前回ご紹介しました。
東海道線は東京駅を起点に東海道線の電車線(山手線・京浜東北線)列車線・地下線(品鶴線・横須賀線経由など)及び東海道新幹線が併走してきましたが、ここ品川駅から分岐しそれぞれ違う場所を進んでいきます。

まず本線から見ていきましょう。
列車線と電車線(京浜東北線)は大井町駅・川崎駅方面へ進みます。

東海道本線(列車線)が速く走り緩行扱いが京浜東北線となります。

大井町駅の駅舎は新しいものに建て替えられ昔の面影はありませんが、隣接する東京総合車両センターに貴重な建物が残っています。



★東京総合車両センター




★旧大井町変電所
この周辺の東海道本線は、東京駅開業や烏森駅(現在のJR新橋駅)から東京駅間の高架線開通と同じ1914年に電化つまり電車運転が始まりました。JR大井町駅近くにある旧大井町変電所は現在は使用されていませんが、その当時の建物のまま残されています。


★御料車庫
こちらも変電所と同じ1914年に建てられたそう。つい最近まで御料車を保管する役割を担っていましたが周辺開発により解体されるそうですね。

なお大井町駅は電車線の京浜東北線のみが停車します。列車線は川崎駅まで停まりません。

大井町駅を出て大森駅と進み蒲田駅に到着。
この辺りはラッシュ時間帯とても混み合う区間であります。

★JR蒲田駅 駅舎
蒲田駅には昔の雰囲気を残す民衆駅舎が残っています。


また当サイトではよくご紹介しています。
蒲田行進曲でも有名ですよね!
また東横イン発祥の地であります!


この駅で東京都区内は終わり次駅の川崎駅から神奈川県(川崎市)に入ります。運賃特例上は横浜市内の駅になります。



★JR川崎駅 駅舎
川崎駅も昔ながらの民衆駅舎になっています。

そして日本最古の中間駅ともされています。
鉄道創業期は旧新橋駅(汐留駅)を出ると品川駅・川崎駅・鶴見駅・旧横浜駅(桜木町駅)と5つしかありませんでした。

そして川崎駅を出ると鶴見駅に着きますが、後ほど詳しく紹介します。

一旦品川駅に戻ります。
続いて東京駅〜品川駅間を電車線で走ってきた山手線と地下線を走ってきた列車を見ていきます。


★JR大崎駅
この2線は品川駅発車後、大崎駅を目指しますが地下線を走ってきた列車はホームを通らず品鶴線と呼ばれる路線に入っていきます。

山手線は大崎駅から池袋駅・田端駅方面を走って行きます。詳しくはこちらをご覧ください!


ここからは品鶴線をご紹介します。




★旧蛇窪信号場(現:大崎駅構内)
品川駅から品鶴線に入るとすぐ旧蛇窪信号場(現:大崎駅構内)の分岐点で山手線(山手貨物線)からの短略線と合流します。

ここから新宿駅・池袋駅方面から乗り入れる列車(湘南新宿ラインや相鉄・JR直通線など)と線路を共有し走ります。


★西大井駅
品鶴線最初の停車駅に到着。
もうおわかりかと思いますが、当駅から赤羽駅方面には大崎駅へ行く列車と品川駅に行く列車と系統が異なっています。間違えたらそこそこ大変でしょうね。

なお品鶴線はここ西大井駅が東京都区内最後の駅となります。




★品鶴線と東海道新幹線
先程紹介しませんでしたが、品川駅から東海道新幹線は武蔵小杉駅まで品鶴線と併走します。


★JR武蔵小杉駅
品鶴線のほか南武線も乗り入れていて近年高層ビルが増え続けている街ですね。

南武線に乗り東海道本線の川崎駅方面と中央本線の立川駅方面に行くことが可能です。

しかし品鶴線と南武線の乗換距離がめちゃくちゃ遠い!良かったらGoogle mapなんかを見てください。結構大変なんですよ。





★JR武蔵小杉駅 品鶴線ホーム
年々利用者が増えているため、品鶴線ホームはこれまで島式でしたが相対式ホームになりました。

なお今回も少しご紹介し次回詳しくご紹介する相鉄・JR直通線は当駅を出るとノンストップで羽沢横浜国大駅まで走ります。



★新鶴見信号所
そして武蔵小杉駅を出発し新鶴見信号所で相鉄・JR直通線は品鶴線とは少し離れて専用貨物線に入線し鶴見駅まで併走します。

新鶴見信号所内には新鶴見機関区がありEF65電気機関車などを始め珍しい機関車を見ることができました!






★新鶴見機関区


★EH500形2号機
これまでにEH500(金太郎)の900番台や10番台以上は見たことありましたが、0番台見るのは初めてでしたね。






★DE11形ディーゼル機関車
こちらもあまり関西では目にしない機関車ですね。5年以上前に安治川口駅常駐の入換車がDE11の時代がありましたが、このごつい2000番台を見るのは初めてでしたね!

そしてこの新鶴見機関区の真上に品鶴線の新川崎駅があります。

★JR新川崎駅 駅舎
国鉄末期の雰囲気を出す駅舎ですね。
ここで品鶴線の歴史についてご紹介します。
鉄道創業期は貨物列車も東海道本線を走っていましたが、だんだん本線が増えてきたので貨物専用の路線をつくったのですが通勤五方面作戦と呼ばれる高度経済成長などによる過密で本線だけでは旅客輸送ができない!ってことで旅客化されました。



★JR新川崎駅 ホーム
なお先程紹介した新鶴見信号所で分岐した相鉄・JR直通線は新川崎駅の真前を通りますがホームがないので停車することはできません。


★JR新川崎駅 コンコース
新川崎駅のコンコースにこんな案内がありました。

南武線の鹿島田駅まで歩けると書かれています。先程、武蔵小杉駅でも接続しましたが新川崎駅でも改札外ですが徒歩連絡が可能になっています。

例えば・・・

★川崎駅→新川崎駅 普通乗車券
東海道本線の川崎駅から品鶴線の新川崎駅に行きたい場合、東海道本線に乗って横浜駅まで行き横浜駅から品鶴線直通の列車に乗り向かう必要があり20分〜30分と時間がかかってしまいます。



★鹿島田駅→川崎駅 普通乗車券
新川崎駅から鹿島田駅まで歩き南武線に乗ると乗換なしでストレートに川崎駅へ行くことができて所要時間は約6分とめちゃくちゃ短く上記と比べれば運賃も安いんです。

ここで疑問に思うのが?
品鶴線は品川駅と鶴見駅を東海道支線として走っているので愛称がつけられています。

つまり品鶴線の終点は鶴見駅ですが川崎駅から新川崎駅へ向かう場合は横浜駅乗換になっているのでしょうか?


★JR鶴見駅 分岐点
新川崎駅から先に進むと品川駅で分かれた東海道本線と前回に浜松町駅で分かれた東海道貨物支線の全てが集結します!



★JR鶴見駅 ホーム
しかしJR鶴見駅の構内見ると東海道線系統でホームがあるのは電車線(京浜東北線)のみ。

東海道本線(列車線)・品鶴線・東海道貨物線(相鉄・JR直通線など)は停車できないのです。

列車線は川崎駅を品鶴線は新川崎駅を出ると横浜駅まで停まりません。

それでは例えると鶴見駅〜横浜駅間にある横浜線の起点でもある東神奈川駅を2回通過することになり本来ならば不正乗車となりますが、特例制度で認められているので大丈夫なんです。

鶴見駅の電車線ホームを見るだけでも昔ながらの雰囲気を残しているのがわかります。

★JR鶴見駅 駅舎
1934年に鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道がつくった駅舎です。

いい雰囲気ですよね!
そして鶴見線のホームも独特の雰囲気が残っていますよ。






★JR鶴見駅 鶴見線ホーム
前回ご紹介した浜松町駅で分岐する東海道貨物支線の浜川崎駅や東芝工場のある海芝浦駅方面へ行くことができます。


★205系1100番台電車
鶴見線では数を減らしつつある205系が運用に入っています。

鶴見駅に東海道線で停車できるのは、電車線の京浜東北線だけですが鶴見線の乗換駅であるためどの時間もとても賑わっています。

次回は東海道線を散策してみる③(鶴見駅〜大船駅)をご紹介します!

ご覧いただきありがとうございました。
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