20230428100313mprhg6gVVQBlLKvl1DFkdQ.pdf (tobu.co.jp)

 

 

 

令和5年度の関東大手私鉄の設備投資計画についての記事を書きたいと思います。

 

1回目は4月28日発表の東武鉄道です。全体はリンク先を参照願います。

 

東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目 指し、2023年度鉄道事業において総額377億円の設備投資を行います。

 

1.安全・安心の持続的な提供

 

◆鉄道立体化の推進

 

 踏切における渋滞や事故を抜本的に解消し、分断された周辺市街地を安全・安心・スムーズに行き来でき るようにするとともに、高架下空間の活用等により都市の活性化や発展に寄与することを目的に、沿線5 か所において鉄道の立体化を推進しています。 

 

【とうきょうスカイツリー駅付近高架化】 東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー駅付近(と うきょうスカイツリー~曳舟駅間)では、墨田区が施行する都 市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2022 年度は、上り線の高架橋工事が完了し上り線高架橋区間を供用 開始しました。2023年度は、下り線高架橋工事を推進しま す。この事業が完了すると1か所の踏切が廃止されます。 

 

【春日部駅付近高架化】 東武スカイツリーライン・東武アーバンパークライン 春日部駅付近(一ノ割~北春日部駅間、八木崎~藤の牛島駅間)で は、埼玉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事 を施行中です。2022年度は、東口仮駅舎の工事が完了し供用 開始しました。2023年度は、東武スカイツリーライン上り仮 線工事を推進します。この事業が完了すると10か所の踏切が 廃止されます。

 

 【清水公園~梅郷駅間高架化】 東武アーバンパークライン 清水公園~梅郷駅間では、千葉県が施行する都市計画事業として連続 立体交差化工事を施行中です。2023年度は、引き続き野田市駅部の高架橋工事を推進し新駅舎 の供用開始および2面4線化を目指します。

 

 【竹ノ塚駅付近高架化】 東武スカイツリーライン 竹ノ塚駅付近(西新井~谷塚駅間)では、足立区が施行する都市計画事業と して連続立体交差化工事を施行中です。2023年度は、事業完了を目指し引き続き引上げ線高架橋工事 や側道の復旧および高架下整備を推進します。

 

 【大山駅付近高架化】 東武東上線 大山駅付近(下板橋~中板橋駅間)では、東京都が施行する都市計画事業として連続立体 交差化工事について2022年度に施行協定を締結しました。2023年度は、引き続き工事着手に 向け設計業務・準備工事等を推進します。この事業が完了すると8か所の踏切が廃止されます。

 

2.さらなるサービスの向上

 

◆ 新型特急スペーシア X の就役

 

 沿線最大の観光地である日光・鬼怒川エリアの観光需要喚起を目的に、2023年7月15日より 東武特急の新たな象徴となる新型特急スペーシア X 2編成の運行を開始します。また運行開始に合 わせて浅草駅・東武日光駅を改修します。さらに2024年度の導入に向けて、新たに2編成の車両 製作を進めます。

 

2022年度に2編成が登場した、「スペーシアX」N100系。2024年度の導入に向けて今年度に2編成製造し、4編成体制を目指す。また、浅草と東武日光の両駅を改修。

 

 ◆ 駅舎のリニューアル 

 

地域の“顔”であり、まちの“玄関口”である駅を、より 便利で快適にご利用いただけるよう駅舎のリニューアル工事 を引き続き推進します。 

 

2023年度 駅舎リニューアル 東武スカイツリーライン 北春日部駅 伊勢崎線 花崎駅・加須駅 東武アーバンパークライン 新柏駅 

 

◆ 駅舎の橋上化 

 

【七里駅】 東武アーバンパークライン 七里駅については、 さいたま市様のご支援のもと駅舎の橋上化を推進して おり、2023年度内に供用開始予定です。 駅舎の橋上化に合わせ、区画整理事業により北側駅前 広場の整備が実施されることになっており駅へのアク セスの向上が図られます。

 

 ◆ 車両のリニューアル

 

 お客様により快適な輸送サービスを提供するために、佐野線・小泉線・桐生線において運行する車両 のリニューアルを進めます。

 

 2023年度 10050型車両リニューアル:7編成

 

恐らく、10050系2両編成が7本ということだろう。