以前は伊勢中川〜賢島間を通し運行するのが当たり前で、単線区間のある志摩線(鳥羽〜賢島間)でも比較的狙いやすかった近鉄の伊勢志摩ローカルですが現在は志摩線内の本数が減少し、毎時1本の時間帯もあるため狙いにくくなってしまいラッピング車が3編成もいるのに残念って思ってしまいます。これ等3編成のラッピング車は車内も装飾しているので乗車する楽しみがあり、定期列車が特急と普通しか無い志摩線では乗車券だけで利用出来る特別感ある車両になっています。


(2022.1.6 宇治山田にて撮影)

 賢島行きの伊勢志摩ローカルに充当される1230系VC31です。現在は標準塗装で活躍している同編成ですがかつては名泗コンサルタントのラッピングを施して活躍しており、伊勢志摩で見ることの出来た唯一の名泗ラッピング車だったので注目度が高かったです。


(2022.1.6 宇治山田にて撮影)

 VC31が名泗ラッピング車だった頃は伊勢志摩ローカルに充当されるラッピング車がこの編成しか無かったので撮影することが出来たらラッキーって思えましたが車内は標準塗装車と変わらなかったので乗車後はワクワク感が消えてしまい、現在運行中のラッピング車(ミジュマルトレイン及びとばしまメモリー)のような楽しみ方は出来ませんでした。標準塗装で活躍する現在もVC31を見ると名泗ラッピング時代を思い出しますが1230系は同編成を含めて2編成のみの少数派であり、ワンマン表示器の取り付けも行われていないため方向幕に「ワンマン普通」と表示しています。