東武鉄道次世代のフラッグシップとして、7月15日から運行を開始する「スペーシアX」。
2022年度中にまず6両編成2本が製造され、最近になり本格的に試運転が開始された。
…まぁ、そんな慌てなくても、3ヶ月もすれば定期で走り始めるし。
運行開始までにもう2本製造されるから、遭遇率も高いだろうし。
それまでに偶然遭遇できたならラッキー、くらいの気持ちで構えていた。
それに、東武鉄道絡みではこのGWに予定を立てていたのと、関連をして違う動きが出たために
それを優先してスケジュールを組み立てたため、ただでさえ近年の東武鉄道絡みが多いのに、より拍車がかかる状態になっていた。
寧ろ、それくらいしか目立つネタがなくなってきている、という切実な事情もあるが…
そんなところへ、急に空くスケジュール。
こういう事態が新年度から折々に起き、悩ましい。
ならば、確実にネタを取れるスペーシアXの試運転を撮りに行っちゃおうかな。
そうと決まれば、動いてみるのみ。
…だが、肝心の試運転、走っていることはわかるのだが。
南栗橋〜新栃木間で走っている、とまではわかったのだが。
ダイヤが分からない。
調べども調べども確証ネタは…1つのみ。
それを基準に、半ば勘で動くしかなかった。
ひたすらに北上して、南栗橋で乗り継ぎ…というところで。
降りたら目の前にいた!w
そして、すぐ出発したwww
これが、数十年続くであろうN100系「スペーシアX」とのファーストカットとなる。
その姿に、鉄道好き以外にも次々に注目を浴びていたのだった。
…しかし、その特性ゆえか、一度見送ると新栃木まで追いつくことは不可能だった。
栗橋付近で勾配起動試験を行っているという話もあったが、それを見ることもできず。
…そして、新栃木に着くと、一度南栗橋車両管区新栃木出張所に引き上げられていた。
仕方なくトイレに寄り、先回りしてもいいかと跨線橋を上がったところで警笛が…
まさか!?と思って覗いてみると、
あちゃー、入ってくるんかい!
せめて入線くらいは撮りたかったが、それすらもできず。
しかも浅草方の有効長がいっぱいいっぱい。
日光方は少し余裕があるっぽかったが、何故かそれを確認する心の余裕が無かった。
でもここで、初めて間近にスペーシアXを見れた。
かねてから感じていたが、近鉄特急「ひのとり」に似ていると思うのは自分だけだろうか?
方向幕は大型の液晶。
ロゴは、奇を衒わずシンプルでエレガント。
新栃木駅では、入線から発車まで10分近く猶予があった。
ただ、浅草方の余裕のなさに翻弄されて、しっかり撮り回れたとは言い難い。
これはいずれリベンジを期すこととなろうか。
…その後は、午後にももう1往復あるが、これは極めてスタンダードに回ることにする。
往路は、板倉東洋大前にて。
そのデザイン故に架線柱の影が気になりがちだが、難なく迎撃。
てぇかヒィ!スタンダード過ぎんかい?!
そして復路は…
ついつい眠さもあり栃木まで行ったが、これは総論から言うと失敗だった。
きつめのアウトカーブに、編成は全て入らず。
しかも、定期列車では停車する栃木駅をも通過!
…ま、今日は他にもネタは撮れたから良いことにする。
200系203F検査出場試運転@春日部
浅草方の203-1は、入換に使用する連結器が露出したままの状態。
そして、南栗橋車両管区には月検のため入場している野岩鉄道6050系61102Fが。
この編成の動きの影響が、明日の予定を決めることとなっていくのである。