【報道】四国でも路線縮小・青梅鉄道公園リニューアルなど | 金屋代かずおのお部屋

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(車窓は良いのだが)

 

事実上,昨日の記事の続きになります.

 

 

  JR四国でも廃止論議開始

4/25の朝日新聞の報道によると,JR四国でも以下の路線の存廃を含めた議論を始めたと報じられています.筆者が昨日の記事を公開した時間帯の報道であり,昨日の記事には盛り込めませんでした.

  • 予土線 全線
  • 予讃線 向井原〜伊予大洲(愛ある伊予灘線)
  • 牟岐線 阿南〜阿波海南(議論上は牟岐で分割)
予土線はJR四国のネットワーク上重要な路線であり,愛ある伊予灘線は屈指の高評価観光列車「伊予灘ものがたり」を擁します.しかし,前者はそれゆえにフリーきっぷでの通過が多く,後者のような観光列車は本質的に利益をもたらさず,「伊予灘ものがたり」に乗車するために利用する「しおかぜ」「宇和海」の方が収益上重要です.これらの路線がJR四国で運営される必然性はなく,仮に運行を継続するのであればかなりの工夫が必要と言えます.
 

  青梅鉄道公園 リニューアル

JR東日本は「青梅鉄道公園」をリニューアルし,中央線(中央快速線を指すと思われますが塩尻以東の特急・貨物列車も含まれると思います)・青梅線の歴史を伝える学びの場として整備することが発表されました.2023/9/1〜2026/3/31(まで)の期間休館となります.

 

リニューアルに伴い展示車両の変更・追加が予定されています.青梅鉄道公園には「5500型5540号機・2120型2221号機・8620型8620号機・9600型9608号機・C11 1・E10 2」のような貴重な機関車が存在します.0系の「22-75」も存在しますが,新幹線はあっても良いものの中央線・青梅線とはあまり関係がなく,場合によっては解体も考えられますがなんとかして避けていただきたいところです.追加の候補としては「EF64」「クハ201-1」「ホキ9500型(矢橋工業から譲受を受け奥多摩工業仕様に改造)」「クハ183」が考えられます.しかし,スペースの関係があるため何かしらの妥協は必要と思います.

なお,京都鉄道博物館の扇形機関庫には空きはなく(通常はSLスチーム号の運行やSLの整備のためにいくつかは空いています),津山まなびの鉄道館においても空きは2つですが,一つはメンテナンス上空ける必然性があり,もう一つは「キハ47型」や「HOT7000型」など保存に値する車両が存在することを考慮します.他の扇形機関庫は現役であったり,老朽化が激しかったり,規模に対して十分な保存車両があったりします.

 

https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230426_ho01.pdf

 

青梅鉄道公園は青梅駅から距離がある高台に位置しており,ある意味では訪問しにくいです.筆者は居住地の関係もあり訪問したことはありません.