なかなか中部地区もユニークな鉄道会社や運用形態がありますが、今回は軽便鉄道と言われる通称:ナローゲージのお話です。以前にも何回かアップしていますが、今年はとある軽便鉄道が開業20周年を迎えるのだそうです。

 

 まずは軽便鉄道ことナローゲージですが、JR線や他社多くの鉄道会社が採用している狭軌より軌間の狭い幅の鉄道で以前は全国でも見られましたが、廃線や改軌により今に至ります。一説には動力の確保が大きい軌間では出力確保が難しかったとか、設備費が嵩むためとも言われていますね。有名どころでは遊園地のアトラクションで使用している乗り物でしょうか?

 

 今回の開業20周年を迎えたのは三岐鉄道北勢線で、その軌間は762ミリ。JR東海と近鉄の駅である桑名駅より少し外れた西桑名駅から同じ三重県はいなべ市の阿下喜(あげき)駅までの約20キロ強の営業区間を走破し、途中、有名なめがね橋は撮影地としても有名ですね。

 

 開業20周年というのは出来てから20周年というワケでは無く、元近鉄線であった同線を引き継いだ結果だとか。お馴染みの「ふたまたせん」さんがレポートしてくれましたので、その様子からです。

 

 ふたまたせんさんより

 今日の投稿は、20周年を迎えた三岐鉄道北勢線の話題です。皆さんご承知のように、現在国内に残る軽便鉄道(ナローゲージ)3路線のうちの1つですが、三岐鉄道・北勢線は2003年4月1日に近鉄から事業を引き継ぎ、三岐鉄道の路線として運行開始、今年2023年4月1日に20周年の節目を迎えました。

 

 4月1日から12月31日まで、記念のヘッドマークが掲出されています。掲出は、K71・K72・K73・K75・K76・K77の6編成に施されています。また、K74編成は地元サッカークラブ「ヴィアティン三重」を応援する為、ラッピング車両となっています。将来のJリーグ入りを目指して、こちらの方のラッピング期間は2022年4月1日~2025年3月末を予定しているとの事です。

 

 一回り小柄な車輛でも乗客から求められることは変わらない鉄道車輛。ちょっと雰囲気が違う車輛もまた趣がありますね。

 

 ※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。