【模範的自動車駅】国鉄バスを引き継いだJRバス 鉄道ルートから外れた園福線乗車記 | pass-case.com (Ameba版)

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鉄道だけではなく、バス事業も行っていた旧国鉄。国鉄バスは鉄道の補助や代替の役割を担い、国鉄線の一部として扱われていました。
途中には鉄道駅と同様の機能を持つ大きな停留所があり、これは自動車駅と呼ばれます。
地方のバスターミナルに似ていますが、まるでプラットホームのような場所にバスが停まり、乗車券を販売していたりと正に「駅」と呼ぶのが相応しい施設です。

国鉄バスの中には、JRグループに継承されたものも存在します。
今回ご紹介するのはその一つ、山陰本線の園部駅と福知山駅を結ぶ、園福(えんぷく)線です。

園福線は1939年に開業した路線バスで、鉄道省、運輸省、国鉄へと運行主体が移行して、民営化後も西日本ジェイアールバスが引き継ぎました。国鉄バスの多くはコミュニティバスや既存のバス会社へ組み込まれていますが、こちらは今でもJR西日本の子会社が運行を担います。

しかし2022年12月、西日本JRバスは京都府生活交通対策地域協議会に対して、園福線の維持が困難と申し出ています。
少なくともJRバスとしての路線廃止が濃厚、今でも自動車駅の姿と国鉄バスの雰囲気を色濃く残す、路線バスの旅に出ましょう。