倶知安車掌派出所乗務員発行 車内補充券

1986(昭和61)年9月に胆振線の列車内で車掌氏から購入した六郷から倶知安ゆきの片道乗車券です。当時胆振線を担当していました倶知安車掌派出所乗務員発行となっています。


   

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青色こくてつ地紋の運賃表のような特殊な駅名式券で、横が120㎜、縦が155㎜という大変大判の券です。
国鉄で発行されていた車内補充券の中では七尾車掌区で発行されていた七尾線のものが一番大きかったように思いますが、御紹介の券も上位に位置する大きさです。

大きさが大変大きいために使用勝手はあまり良くないように思いますが、いろいろな区間の運賃が1枚の券に纏められていますので、発券の際に運賃表で運賃を確認しなくても発行できるメリットがあったようです。
券面には胆振線が室蘭本線から分岐する伊達紋別駅から函館本線に接続する倶知安駅までの各駅が、上段が発駅で、右列が着駅として記載されていますが、駅員配置数人数が多く、無札の乗車券の発行機会が少なかったからでしょうか、発駅の一覧から新大滝駅および京極駅が抜かれています。

胆振線はこの券が発券された約50日後の10月31日の運行を以て営業が終了し、翌11月1日に廃線になっています。また、同線の廃止と同日、倶知安車掌派出所の母体である小樽車掌区が、岩見沢車掌区、滝川車掌区とともに廃止され、札幌車掌区(現・JR北海道札幌車掌所)に統合されています。

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