遊山箱の料理を堪能
阿波川口駅を出発したところで椀物が届きました。
温蕎麦(そば米入り)です。
お料理が揃ったところで並べてみました。
これが「山を遊ぶ」料理なのですね~
吉野川の景色を眺めながらいただきます。
列車は阿波池田に停車。
9分停車ですが、お料理を食べるのを優先したのでここでは車内に残りました。
阿波池田を出発した列車は吉野川を渡り、高度を上げていきます。
行きと同じく、かかしたちが見送ってくれました!
かかしたちに混じって本物の人間もお見送り!
またサンタさん(笑)
列車はさらに高度を上げ、山間部へ。
次は坪尻です。
ここで食後のコーヒーと季節の和菓子が届きました。
和菓子の箱には「この小さなお菓子が何かのお役にたちますように。」って書かれています。
この可愛い箱だけでも十分私の目を楽しませる役に立っていますよ~
秘境駅、再び
15:46、列車は秘境駅の坪尻に到着しました。
マム注看板も再び。
2回目なので行きに見てなかった場所を見てみようかなと思います。
駅舎内に坪尻駅の生い立ちがあったので読んでみました。
導水トンネルを掘って川の流れを変えて信号場を設置したこと。
地元の強い要望によって駅に昇格したこと。
当時は駅員も10名ほどおり、賑わっていたことなど…
現在は無人駅ではありますが観光列車の停車駅ともなり、まだまだその役割は続いていきます。
こちらは駅の奥側の線路。
スイッチバック構造になっているため線路が途切れています。
本線はその横をだんだんと高度を上げ、坪尻トンネルへと吸い込まれていっています。
こちらは駅構内踏切。
第4種踏切の構造となっています。
実は駅から外界へ向かう最もポピュラーな道は駅舎とは真反対にあり、この踏切を通って本線をまたがなければなりません。
ここは特急列車も高速で通過するため、踏切には通過列車の時刻表も掲載されているとか。
9分の停車を終え、列車は一旦引き上げ線へ。
本線に入り、速度を上げつつ先ほどまでいた駅舎を下に見てトンネルへと入りました。
土讃線を曲げた巨木
峠越えを終え、香川県に入った列車は讃岐財田で停車です。
安全のため、南風が通過した後ドアが開きました。
ドアが開く前にまたサンタさん登場(笑)
行きは1分停車でしたが、帰りは7分停車。
外に出ることができます。
駅のシンボルは駅舎の隣に生い茂るタブの巨木。
樹齢は700~800年ほどといわれており、県の保存木に指定されています。
土讃線建設時にはこの木を避けるように工事が行われたという話が残っているとか…
四国まんなか千年ものがたりのマークにもこの木が使われています。
無人駅ですが、木造駅舎は健在。
地元の方によってきれいに手入れされているそうです。
フェアウェルサービス@琴平
讃岐財田を発車し、16分。列車は琴平に到着。
行きと同じくラウンジへと案内されました。
帰りはフェアウェルサービスとしてアイスクリームをいただきました!
金色の豪華な畳の上でいただきました。
まだまだ発車までには時間があるので四国まんなか千年ものがたりの写真をいろんな角度から撮影。
ちょうど後続の南風がやってきて並びました。
琴平は19分停車。
発車まで列車撮影を楽しみました。
多度津へ
琴平でほとんどの乗客が降りてしまったため、車内はガラガラ。
日も落ちてさらに雰囲気を増した車内で最後の時間をゆっくりと過ごします。
善通寺に停車。
3分停車です。
ホームに「今日亦無事」という看板。
鉄道には大事な言葉ですね。
最後に多度津の1つ手前、金蔵寺で運転停車。
ドアは開きません。
金蔵寺を出た列車は多度津運転区の横を通過。
JR四国の職員が手を振ってお出迎えしてくれました。
そして、17:14。列車は終点の多度津に到着。
2時間53分。行きより長い旅の終わりです。
四国まんなか千年ものがたりは回送列車として多度津を発車していきました。
ちなみにどこに向かうかというと高松駅を経由して高松運転所まで。
朝も一旦高松駅に入線してから多度津まで回送されます。
…どうせなら高松から乗せてほしいと思うのは私だけではないでしょう(笑)
南風に乗車!
駅の外に出てみました。
多度津駅は松山方面へ向かう予讃線と高知方面へ向かう土讃線が分岐する主要駅。
JR四国の全般検査を一手に担う多度津工場も併設されています。
そんな主要駅にしてはこじんまりとした駅舎です。
そろそろ次の列車の時刻が近づいてきたのでホームへ。
ホームへは地下通路で連絡されています。
なんだか鳥栖駅に似てますね。
ホームに戻るとちょうどEF210牽引の貨物列車が走り去っていくところでした。
本州方面へ向かうのでしょうか?
貨物列車が過ぎ去ってしばらくすると次に乗る列車がやってきました。
特急南風22号岡山行き。
実は南風も2700系も乗るのは初めて。
さっそく乗車していきます!
車内は2+2列の青いリクライニングシートが並んでいます。
車内の電光掲示板がなんだかJR東日本の新幹線を彷彿とさせますね。
17:55、多度津を発車。
次の停車駅・丸亀を発車すると右手にライトアップされたお城が見えてきました。
丸亀城です。
現存十二天守の1つでもある貴重なお城のようです。
宇多津駅で連結作業
丸亀の次は宇多津に止まります。
なぜか駅の前で停止しました。
よく見ると。駅構内にはもう1編成2700系が停車しています。
再び発車しました。
こちらは最徐行で駅構内を進んでいきます。
係員の指示に従ってゆっくりと列車は進んでいき…
前の2700系に連結しました。
向こうの2700系は徳島から来た特急うずしお22号岡山行き。
うずしおで岡山へ乗り入れる列車は1日2往復しか無いので、岡山方面へ向かう列車がここで連結するのはけっこう珍しかったりします。
うずしお22号を併結して5両となった列車。
ここからは本四備讃線へ入り四国を離れることとなります。
瀬戸大橋を越えて岡山へ
南風・うずしお22号は瀬戸大橋を渡ります。
夜になったのでほとんど何も見えませんが、独特の走行音が車内に響きます。
本州に渡った列車は児島に停車。
ここからはJR西日本の区間です。
マリンライナーとは異なり、ここから岡山までは無停車。
18:47、列車は終点の岡山に到着しました。
のぞみで帰還
岡山駅で夜ご飯を調達してから新幹線ホームへ。
乗車するのはのぞみ49号博多行き。
車内では駅弁の「岡山旅めし」を…!
黒毛和牛・真鯛を始めとした岡山の美味しいものが少しづつ入った美味しい弁当でした!
食後は先ほど千年ものがたりでいただいた和菓子を。
季節ごとに変わる和菓子。
美味しくいただきました。
ちょうどこの頃は年明け早々沖縄県で緊急事態宣言が再発令されていた時期。
新幹線の文字ニュースによると、休業店も多いようで、私が行った1週間前とは様変わりしているようです…
↑訪問時の様子はこちらから
そんな沖縄の情報に心痛めつつ…
終点・博多に到着。
在来線ホームに行くと、キハ185系「ゆふ6号」が停車していました。
なんだか四国まんなか千年ものがたりのキロ185-1003そっくりに見えます(笑)
ということで四国を旅する旅行が終わりました。
近くてあまり行かない四国。
ですが、観光列車を始め魅力にあふれた場所でした!
また他の場所も巡ってみたいですね~
それでは。
★乗車データ
8012D 特急四国まんなか千年ものがたりしあわせの郷紀行 多度津行き
大歩危(14:24)→多度津(17:14)
キハ185系「四国まんなか千年ものがたり」編成(キロ185-1003+キロ186-1002+キロ185-1001)
52D 特急南風22号 岡山行き 多度津(17:55)→岡山(18:47)⑧
※宇多津より5022D 特急うずしお22号を併結
2700系 (2707+2756)+2710+2763+2806 ※( )内は「うずしお22号」車両
49A のぞみ49号 博多行き 岡山(19:48)㉒→博多(21:30)⑮ JR西日本 N700系 F7編成
※2022年1月9日乗車
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