人生2度目の伊勢奥津駅訪問をわずか9分で終え、折り返し13時06分発の列車に乗り込みます。車内には行きにも見た顔がチラホラ・・・ もはやこれは盲腸線あるあるですね。運命共同体よろしく、松阪駅には14時30分に戻ってきました。

 

下校時間と重なったのか、家城駅からは高校生の大量乗車があり、満員御礼状態でした。まさに上得意様ですね。名松線としては、白山高校には頭が上がらないでしょう。

 

 

 

さて、この旅もだいぶ佳境に差し掛かってきましたが、帰りの新幹線は名古屋発20時38分のこだま754号ぷらっとこだまで予約済み。まだまだ時間的にはかなり余裕があります。

 

幸い17分後には鳥羽行きの快速みえ11号がやってくるので、これに乗り鳥羽駅まで足を延ばそうと思います。途中伊勢市駅もチェックポイントになっており、もちろん記録も忘れずに・・・

 

名古屋駅で見る快速みえはいつも大混雑ですが、さすがにここまで来ると空席も目立ち、余裕で窓側座席を確保。鳥羽駅まではおよそ40分、これで快適に過ごせますね。

 

伊勢市駅には15時11分の到着。

 

 

新規チェックポイントとしては、これが最後の訪問かな。『まるで桃鉄』、2日間存分に楽しむことができたかと思います。それにしても、伊勢市駅でかなり多くの乗客が入れ替わったのには驚きました。伊勢神宮を擁する大観光地伊勢市JRにおける最寄駅ということで、下車客が多いのは理解できますが、今から鳥羽へ行く需要はそんなにあるのでしょうか。まぁ、三重県内では近鉄にやられ放題のJR東海としては、喜ぶべきことかもしれませんが。

 

鳥羽駅が近づくにつれ、列車は海岸線ギリギリを走ります。昨日以来、車窓では山ばかりを見てきたのでかなり新鮮で、クライマックスに相応しい感じです。

 

 

 

 

終点の鳥羽駅には定刻15時26分に到着。

 

 

 

鳥羽駅近鉄との共用駅ですが、利用客は5倍以上もの差があり、JRは肩身の狭い思いをしています。

 

 

それでもしっかりとした独自の駅舎を持っているのは、旧国鉄としての矜持かな。今日は珍しく観光客が多くいました。

 

構内へ戻り、15時54分発の折り返し快速みえ20号となる列車に再び乗車、名古屋駅を目指します。

 

名古屋駅到着が退勤時間に差し掛かるからか、伊勢市駅では2両を増結。その伊勢市駅からはかなり多くの乗車がありました。春休みということで、そのほとんどが大きな荷物を持った観光客でした。

 

鳥羽駅を発車し、およそ2時間強で終点の名古屋駅に到着。

 

 

夕暮れに列車が映えてますね。

 

ところで車内で気になったことを1つ。快速みえは、途中JRとは別料金となる伊勢鉄道区間を通ります。私はもちろん車掌さんを呼び止め、その区間の料金を支払いましたが、結局検札はありませんでした。これはたまたまなのか、それとも信用乗車が成立するほど乗客の側に実績があるのか・・・ 理由は定かではありませんが、以前は問答無用で乗客全員に対し、車内改札を行っていた記憶があります。結果論ではありますが、仮に私が伊勢鉄道区間の料金を支払わなくても、名古屋駅までやって来れたことになります。『正直者が損をする』。そんなことだけはないようにしていただきたいと、心から願っています。

 

そうそう、名古屋駅では新型の特急車両が入線していました。

 

 

近いうちに、これにも乗ってみたいと思います。

 

駅ビル内で食事を済ませ、新幹線ホームへ。

 

 

予約したこだま754号は、嬉しいことに『N700S』でした。これに乗るのは確か2回めかな。

 

車内では爆睡し、静岡駅には定刻の21時54分に到着。

 

 

これですべて終わりました。

 

今回は、初めて明確なコンセプトを持って旅に臨みましたが、制約こそいろいろあるものの、じゅうぶん満喫できたかと思います。また機会があればチャレンジしてもいい、そんな気がします。全国の鉄道会社さん、また何か面白い企画、お願いしますね!

 

それではまた、次の旅でお会いしましょう。