(未踏の地へ向かう)
それでは,4/16の団体臨時列車に乗車することにしましょう.
まずは「周防長門編」として新山口→津和野の区間を紹介します.
今回の運行に合わせて,「ちょるる」「しまねっこ」が合わせてデザインされたヘッドマークが用意されました.牽引機はDE10 1514+1531でした.従って,新山口〜津和野で撮影する分には,単なるヘッドマーク違いの「DLやまぐち号」でしかありません.
津和野行きではないので当然ですが,サボは装備されていませんでした.
テールマークは所定のままです.
この列車の乗車には専用ツアーへの申し込みが必要であり,具体的には以下のように設定されていました.
- 新大阪駅発着の往復乗車(グリーン車も販売)
- 帰りに「〇〇のはなし」に乗車する日帰りツアー(筆者参加)
- 前日に「〇〇のはなし」に乗車する1泊2日ツアー
- 益田からバスで移動するツアー
- 乗車券 新山口・山口・山陰・山陽・下関(通常4,840円)
- 指定券 「DLやまぐち号」分(通常530円)
- 指定券 「〇〇のはなし」分(通常530円)
- 「ふく寿司弁当」(お茶付き・1,300円程度)
- 徳佐りんごスイーツ(後半で登場します)
- その他ノベリティ類
なお,日帰りツアーに申し込んだ方は3号車にまとめて案内され,4号車は「新大阪駅発着で『ボックス占領』を選択した方」が案内,2号車はその他の方,5号車はスタッフ控室(乗客の立ち入り可能)となっていました.グリーン車の1号車は満席と仮定し,費用的な乗車率は6〜7割という印象でした.
団体臨時列車であるため湯田温泉を通過していきますが,まさかの山口駅を通過すると,仁保・篠目・長門峡と次々と通過していきます.
益田まで行くため運行上でも工夫が凝らされています.
撮影地として有名な長門峡もこの通りです.この場所で撮影する場合はヘッドマークが違うのみですので重要度は高くないです.
さらに地福・鍋倉も通過,通常の運転で地福駅で交換する列車とは徳佐駅で交換します.
徳佐の撮影地ですが,このあたりになるとむしろいかに素早く安全に津和野以北へ向かうかがポイントになります.
津和野には通常運行より約20分弱早く到着しました.
津和野駅では最近整備が進んでおり,客車を眺めることができる展望台まで設置されたようです.次に津和野に行く機会があれば見ておこうと思います.
次の記事では,いよいよ35系4000番台が乗客を乗せて津和野より先へ向かいます.また,この区間も含めた動画も用意できればと思います.記事は以下の目次記事にまとめていきますのでご覧ください.
続く
※申し訳ありませんが,「2023/4 益田駅100年」の連載中「2023/3/9〜3/10 713系・吉都線など」は休載します.こちらは残り2記事を予定しています.