こなきじじいが駅長?
四国まんなか千年ものがたりの終点・大歩危駅に到着しました。
すぐにお隣のホームには後続の南風7号が到着しました。
黄色いアンパンマン編成です。
四国まんなか千年ものがたりから乗り継いで高知方面へ向かう方もいました。
私は帰りの四国まんなか千年ものがたりにも乗るので南風には乗らず駅の外へ。
…改札口になにかいますね?
これは「児啼爺」の像。
児啼爺…「こなきじじい」のこと。
山の中で赤ん坊が泣いているので拾い上げてみたら、その赤ん坊がどんどん重くなって押しつぶされてしまう…というあの妖怪です。
こなきじじい伝説の発祥がここ徳島県三好市山城町だと言われており、近くには児啼爺の碑もあるのだとか。
このこなきじじい、実は大歩危駅の駅長に就任しているそうで、駅にある像は制帽を被っています。
妖怪がJR四国の業務を担当するとは…すごい時代になったものです()
駅の外に出てみました。
この駅は特急が全停車するものの無人駅。
駅前からはかずら橋へ向かうバスも出ているようです。
今日はかずら橋まで向かう時間がないので駅前でぶらぶら…
地元密着 歩危マート
駅の目の前にこんな建物がありました。
歩危マート…?
行ってみましょう。
坂を登って店内に行ってみると、そこは小さなスーパーでした。
このユニークな名前のスーパー、実はテレビ番組でも紹介されるなどそこそこ名の知られた存在だったりします。
地域の住民を始め、観光客にも愛されるお店。
名物はここでしか食べられないという「ぼけあげ」。
食べてみたいところですが、帰りの列車でも予約したご飯を食べる予定なので今回はパス。
また訪れるときのお楽しみにとっておきます。
最後に大歩危駅のすぐそばの橋から大歩危峡を眺めます。
四国山地の真ん中にある「そらの郷」を流れる川は穏やかな姿を見せていました。
しあわせの郷紀行
駅に戻って帰りの列車に乗車します。
乗車するのは行きと同じく四国まんなか千年ものがたり。
復路は「しあわせの郷紀行」の名前が付いています。
少し早めに構内に入ってしまい、ドアが開くにはまだ時間があるので、3番のりば側にある「展望台」へ。
階段を降りていきます。
……ここもマムシが出るんですか…
展望台から見えたのは先ほど渡った橋と大歩危峡。
下から見るとけっこう高い位置にあったんですね…
ドアが開いたので中へ。
帰りは1号車「春萌の章」です。
行きと同じくテーブルには旅のしおりと食事の準備がされていました。
14:21、しあわせの郷紀行は大歩危を発車しました。
先ほど通った道を逆向きに走っていきます。
道の駅大歩危では往路と同じくこちらに多くの方が手を振っていました。
列車は大歩危・小歩危の景勝地を走っていきます。
行きと同じく記念乗車証をいただきました。
小歩危に停車。運転停車です。
運転停車中に予約していたお料理が運ばれてきました。
なにやら箱に入っていますね…?
ふたを開けてみると中には3段のお重が入っていました。
この箱は「おとなの遊山箱」がコンセプト。
昔、徳島の子どもたちが野や山に遊びに行くときにお弁当を詰めて持って行った三段の重箱(遊山箱)をkこの列車のために特別に作ったものだそう。
3つのお重を並べてみました!
メニューによると…
徳島の美味しいものがたっぷり入ったお重です!
たぬき駅、阿波川口駅
…とお料理が来たのはいいのですが、さっそく最初の下車観光駅がやってきました。
阿波川口駅です。
行きは通過したこの駅、帰りは15分停車です。
降りてみました。
ホームで歓迎してくれたのは…たぬきたち!
ここ阿波川口駅では「やましろ狸な会」による化け狸着ぐるみでの歓待が行われているそうです。
無人駅のはずの駅の出札には制服を着た狸の姿!
狸づくしの楽しい駅ですね。
駅前では四国まんなか千年ものがたり停車に合わせてマルシェが開かれています。
地元の特産品がいっぱい!
その中でも肉厚のしいたけがあったので買って帰りました。
今日帰るので持って帰れます。
後日炒めて食べてみましたが食べごたえがある美味しいしいたけでした…!
車内に戻ります。
15:01、列車は狸のきぐるみを着た地元の方に見送られて阿波川口を発車しました。
次は阿波池田です。
続きます。
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