先日(4月4日)、伊丹空港から飛行機で但馬空港に飛び、豊岡駅で京都丹後鉄道(丹鉄と略記)に乗車して西舞鶴駅(京都府)に到着したところからの、一昨日投稿の続きになります。

 

西舞鶴まで乗車した「あおまつ号」(左端)が回送となって発車していくと、隣り合う留置線には2本の「丹後の海」が留めてありました。

 

西舞鶴駅では次の列車に乗り継ぐまでの40分間に是非とも行きたい場所があり、丹鉄の改札口を出ました。

駅ビルを出て直ぐの交番前で、先程の「丹後の海」を裏側からも撮影。

 

西舞鶴駅の西口駅ビルは、3階建になっています。丹鉄の改札口・ホームはタクシーの右側にある入口から入ってから右折した1階にあり、JRは橋上駅で2階に上がって奥の東口に向かう自由通路の中間付近に改札口があり、地上ホームに降りる構造になっています。3階は舞鶴市の西駅交流センターでホール等の施設があるようです。

 

ところで、西舞鶴駅まで乗車した「あおまつ号」は、「あかまつ号」と共に昨日(2023年4月14日)で運行開始10周年を迎えたとのことで、今日4月15日(土)と明日16日(日)に「10周年記念イベント」が開催され、「あかまつ号」+「あおまつ号」の連結運行や、西舞鶴駅の3階ホールで丹鉄フェスタ等のイベントが予定されています。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

 観光列車『丹後あかまつ号』・『丹後あおまつ号』10周年記念イベント開催! | 京都丹後鉄道(丹鉄/TANTETSU) (willer.co.jp)

 

駅前に出て左手に見える2軒の食堂に挟まれた細い道へ左折して、線路沿いに歩いて行きます。

駅前から2~3分歩くと、検修庫や洗浄ホームをフェンス越しに見ることが出来ます。暗くて判り難いですが、庫内には「あかまつ号」が留置されていました。

 

更に1分位歩くと、丹鉄の西舞鶴運転所の正門がありました。右手には道路に沿って運転所の建屋があり、この建屋を通り過ぎると、お目当てが目に飛び込んできました。

 

留置線に休むキハ85とKTR001形(第2編成)を、フェンス越しに眺めることが出来ます。

 

同年代に誕生した観光列車として、横顔も少し似た雰囲気が漂っています。

 

KTR001形は赤錆が酷い状態で、もう走行も難しいのかも知れません。

 

駅から歩いて10分と掛からない踏切道から撮影できました。

 

列車内から見えたこの踏切(伊佐津踏切)に来ています。(再掲)

 

 

手前(豊岡方)の2両が第二陣としてJR東海の笹島から直接送り込まれたキハ85-7+キハ85-6,後方の2両が京都鉄博で展示後に送り込まれた第一陣のキハ85-12+キハ85-3の順番です。4両の内、2両を営業運用に当て、残る2両を部品取り用に予定されているようですが、現状の編成形態に留まらず、どの2両が運用に供されるのかは、現時点では発表されていません。

 

丹鉄の西舞鶴運転所構内と西舞鶴駅の遠景です。画面の左下隅の線路が丹鉄宮舞線で、中央の電化されている線路がJR舞鶴線です。列車本数が少ないとはいえ、踏切内からの撮影ですので手短に済ませました。同好の方2名も撮影に来られており、ご挨拶しました。

 

西舞鶴駅に戻る際に、大通りに出て昼食にするお弁当を探すも、コンビニさえも見つからず断念。JR西舞鶴駅で駅員さんに売店の有無を尋ねてみましたが、飲料の自販機のみとのことでお茶のペットボトルを購入して、13:30発のJR舞鶴線・福知山方面行のホームに急ぎました。

 

次の真倉駅付近の桜も満開、この日は好天に恵まれ最高の花見日和となりました。

 

乗車したのは、転換シートの新型電車でした。

 

 

福知山まで乗車したのは2両編成の125系で、行先表示は既に折り返しの東舞鶴に変更されていました。

 

隣接する丹鉄の宮福線ホームには、JR113系2両編成と丹鉄車両が停車。

 

JRの前寄り(宮津方)の車両は、クモハ112-5302でした。

 

こちらは丹鉄のKTR300形(KTR304)で、宮津駅で見掛けた車両(KTR301)とは色違いです。

 

次の機会には、宮福線にも是非乗車してみたいと思います。

 

福知山には14:11の到着で所要41分・590円でした。乗車記念にと福知山駅の改札口で無効印(使用済印)を押印してもらいました。丹鉄の硬券も丹鉄・西舞鶴駅で同様に無効印を押印してもらっています。

 

高架化されたJR福知山駅の北口です。立っている位置の真後ろにはJR西日本の施設があります。

 

JR西日本の元福知山支社で、2022年10月に近畿統括本部に編入されて福知山管理部となっています。

 

国鉄時代を偲ばせる建物は、当時の福知山鉄道管理局からの建屋の様です。この建物の右側にある白い建物に行き、案内所で次の乗車区間の発券を受けます。

 

福知山からは、西舞鶴駅乗車直前に電話連絡で予約しておいた高速バスで、伊丹空港まで帰途につくことにしました。

 

日本交通の伊丹空港経由、大阪なんば行の14:50発の高速バスです。バス乗車後に、JR福知山駅構内でやっと見つけたコンビニで購入した「おにぎり」で漸く昼食にありつけました。時間は既に15:00を過ぎていました。バスはゆったりした3列シートで、舞鶴若狭自動車道・中国自動車道を通って85分・1,700円で、出発点の伊丹空港には16:15に戻って来ることが出来ました。

 

高速バスによらずJR福知山線を利用した場合は、特急「こうのとり18号」ならば福知山14:44発で宝塚15:59着・9分後の普通で川西池田には16:16着の3,420円、乗車券のみの乗車では福知山15:00発の普通・篠山口行で乗換待ち13分で丹波路快速に乗り継いで川西池田16:58着の1,690円となりますので、費用が少なく乗換えも不要な高速バスにした次第です。

 

今回の旅は、飛行機の搭乗マイルの有効期限が切れるポイント消費に端を発した不純な動機による無計画なもので、西舞鶴のキハ85に逢いに行くと決めたのも出発前夜の事でした。伊丹空港から丹後・西舞鶴を巡って伊丹空港に戻るまで交通費は、飛行機代が不要な上に、乗車券だけで済む交通機関ばかり利用したことから、路線バス320円+丹鉄1,500円+JR590円+高速バス1,700円=合計4,110円、自宅~伊丹空港の往復を合わせても5,000円を少し越す金額で収まりました。

 

素晴らしい好天にも恵まれ満開の桜を堪能してゆっくり・のんびりした気楽な旅で、愛しのキハ85にも巡り合うことが出来た最高の一日となりました。(完)

 

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