新潟駅発行 改札補充券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和44年4月に信越本線新潟駅で発行されました改札補充券です。

 

 

新潟印刷調製の券となります。

 

「新潟から東京都区内まで」の上級変更として発行されており、領収額は2等と1等の差額の1030円となっておりますが、原券記入欄に「新潟から東京都区内まで」の2等1230円の記入が無く、左下の発行日には「○ヨ」の記入がありますので、翌日の収入扱いで発行された券と思われます。

 

発行箇所の「新潟駅」とその右側の「○」は印刷となっており、この時代は補充券の発行が多かったのかどうか、他の印刷場でも発行箇所が印刷されている出札補充券等の例が主要駅に見られ、新潟印刷調製の券は出札補充券の「○出」と改札補充券の「○改」を記入する「○」の部分も印刷されており、「○」の印刷はモノクラス化以降も続けられ、民間外注印刷となった初期の券にも見られます。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

(ご案内)の第(3)項に「横浜・新横浜間」の記載がありますので、この改札補充券は昭和39年10月1日以降に調製された券と考えられます。