先日(4月4日)に、京都丹後鉄道に乗車して西舞鶴(京都府)までキハ85の姿を見に行った投稿(→こちら)をしましたが、実はちょっと不純な動機からの行動だったことを白状したいと思います。
コロナ禍で外出を自粛していたこともあり、久々の旅は2020年1月の東京遠征(→こちら)以来3年振りになります。以前から東京方面に出掛ける際には、自宅から伊丹空港が近いこともあってJAL便を利用することが多く、昨年3月に貯っていた搭乗マイルのポイント(無料航空券交換以外にも各種交換可能)が有効期限切れとなることから、更に有効期限が1年間延長できるeポイント(航空券の購入支払にのみ使用可)に交換したものの、今年の3月末日に再び有効期限切れを迎えてしまいました。9,000円弱に相当するポイントを捨てるには忍び難く、3月31日の夜になってからeポイントの範囲内で購入できる航空券がないか探してみたところ、伊丹~但馬の便に8,640円の特割航空券があるのを見つけました。早速4月4日(火)朝の便で購入手続きを済ませました。この時点では取り敢えず但馬(兵庫県)に行くことしか決めていません。
伊丹空港を09:00発のJL2321便で、但馬空港には僅か35分の旅です。
伊丹空港では、23Aゲートからバス連絡のタラップ搭乗でした。
小型のプロペラ機で、搭乗客も疎らです。
JAC(日本エアコミューター)の機材で、ATR42-600(定員48名)だそうです。
伊丹空港を離陸すると10時の方向に向かい、姫路の北方で2時方向に向きを変えて但馬空港を目指す飛行コースでした。
そのまま着陸すると思ったのですが、日本海まで出てから180度転回して但馬空港に着陸しました。(日本海に注ぐ円山川の河口付近)
但馬空港は、山の尾根を開墾した場所でした。後方ドアが乗降用で、前方の開口部は貨物室の様です。
搭乗客は14~15名で、降機後は50mほど歩いて但馬空港ビルに入ります。
空港ビルの前から15分後に連絡バスが発車します。JR豊岡駅経由の城崎温泉行の路線バス(全但バス)で、搭乗客の半数が乗車しました。
山を下って約15分で山陰本線の豊岡駅に到着、この駅で下車(料金320円)しました。
次の乗り継ぎまで45分程ありますので駅周辺をウロウロしてみました。JR豊岡駅は橋上駅舎で、線路を跨ぐ自由通路がありましたので、自由通路から全体の状況を把握することにしました。
左側が先程の駅前ロータリーで、鳥取・下関方の風景です。京都方面上り・園部行の223系5500番台が発車待ちしています。
その右側には、検修庫があります。
検修庫内にはキハ47系が並んでいました。
更に右手奥には、降雪地域には必須の除雪用気動車キヤ143が留置されています。自由通路下付近にも、同形車がもう1両留置されていました。
検修庫の向こう側にも珍しい車両が留置されているのが、バス車内から見えていましたので、駅前ロータリーに戻り、鳥取方向に線路に沿って歩くと広々とした駅前駐車場に出ました。
駅前駐車場内のフェンス越しに見えるキハ47系群。左端の車両はJR西日本固有の珍車です。
キハ47-1000番台を両運転台化改造したキハ41-2000番台(キハ41 2003)です。平妻運転台を増設した5両だけの珍車で、全て豊岡に配属されています。
除雪用モータカーもいました。投雪機能付き(ロータリー仕様)です。
片側は除雪機能のみの単線ラッセル仕様です。右後方にはバラスト散布用のホキ800も5両留置されていました。
乗り継ぎ時間が迫ってきましたので、撮影を終えて駅舎に戻りました。
JR駅舎1階の片隅に京都丹後鉄道の乗り場入口が併設されていますが、付近には案内表示がありません。青い立て看板は豊岡観光案内所のもので、右上は2階自由通路に上がるエレベーターの案内表示です。初めて来た豊岡駅なので少々戸惑いました。
豊岡から京都丹後鉄道に乗車して宮津経由で西舞鶴(83.6km)に向かうことにします。JR線でも福知山経由で西舞鶴(91.7km)に行けますが、運賃は1690円と少々割高になります。
出発前夜になって決めた行程で、途中の日本三景の天橋立にも立ち寄らずに乗り鉄を楽しむことになります。(続く)
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