そんな３０００形電車と言いますと、全廃となりました特急専用車でもありました８０００形電車なき今は特急列車としても運行されておりまして、急行列車となりますと上の画像のように主に５両編成、大牟田方面の急行・特急列車となりますと６両編成でそれぞれ運行されておりまして、編成自体も画像１の太宰府観光列車「旅人」のように５両固定編成あれば、画像２のように３両＋２両と言った編成も見られておりまして、こういう所が３０００形電車の利点ではないかとも思う所ではあります。
さらに、最近では最新鋭車両であります９０００形電車が急行運用に入る機会が多くなっておりまして、やはり画像の５両編成を組みながら運行されております。この電車はロングシート車でもありますので、多くの乗客を裁けると言う利点がありますが、それでもクロスシート車の３０００形電車としますと着席定員が少ないのは仕方がない所でしょうか。
それでも、朝夕のラッシュ時となりますと、急行・特急のいわゆる「優等列車」の運行の場合は、画像の５０００形電車や６０００形電車などのいわゆるロングシート車が運用に入っておりまして、多くの通勤客を裁いております。特に、最近は６０００形・６０５０形各電車の４扉車も運用に入っておりますので、混雑します朝夕には特に発揮しております。
最近では、「新型コロナウイルス」による需要減もありまして、 日中を中心に特急列車の本数は削減されております。したがって、その分急行列車の本数が増えておりまして、福岡（天神）駅発では１時間に４本の時間帯も見られております。
さて、今回ご紹介しますのは、かつては特急列車、朝夕は普通列車として運行されておりました特急用の８０００形電車も急行の運用に入る事もありまして、私自身も収めた事がありました。今回は、平成２６年に福岡市の大橋駅にて撮影しておりましたその模様を皆様にご紹介してまいります。
この運行されていました列車は、柳川市の西鉄柳川駅を７時３６分に発車していた列車でありまして、いわゆる柳川車両基地からの送り込み的な運用でもありましたが、福岡（天神）駅には９時２３分に到着する列車でありました。ちなみに、時間の割にこれだけ約１時間５０分近く運行されていた理由は、途中筑紫駅（筑紫野市）までを普通列車で運行されていたためでありまして、筑紫駅より急行列車として運行されている列車でもありました（現在この時間帯でのこう言った運用はありません（急行列車は（大牟田７時２５分発→）西鉄柳川７時３８分発→福岡（天神）８時３８分着、普通列車が西鉄柳川７時２６分発→福岡（天神）９時２１分着））。
私自身最初で最後となりました急行の行先を見てみますと、普段は特急及び普通の種別が主であっただけに、私も見ていていいシーンを撮る事ができたなとさえも思うほどでありました。やはり、普段は他の形式で見る訳ですが、この８０００形電車の急行時の姿は一日でも数本程度しかなかっただけに、なおさらではなかったかとも思います。
（前面）
（側面）
この大橋駅発車時刻は９時１７分発でありました。平日のこの時間帯はまだ混雑していた事もありまして、多くの方が乗車しておりました。ただ、ドアが２ドアであった事もありまして、乗車する際には画像のように並んでいる姿もみられておりましたし、車内も混み合っておりました。こうして見ますと、この時間帯の急行列車には遅延する場合もあるだけに、正直合うのかなと言う印象でもありました。
こうして、福岡（天神）駅へ向けて急行列車が発車して行きました。この後この列車は折り返し特急列車として大牟田駅へ向けて普段通りの運行を行う事にもなります。
今回は、最初で最後となりました、８０００形電車の急行列車運行シーンの撮影しました話題をご紹介しましたが、先述のようにそれでも普段から朝晩に数本は急行列車は運行されておりましたし、画像１の「旅人」の先代も８０００形電車でしたので、福岡（天神）～太宰府間を急行でも走っていた事もありまして、実際はそう珍しい事ではなかったかもしれません。しかし、８０００形電車なき今となりますと特急・普通以外にも存在していた事を印象付ける姿でもありましたので今回取り上げましたが、普段の特急としてではない姿でもありましたので、今となれば貴重かなとも思ってならない所ではあります。
（注）発車時刻は撮影当時のものです。