秋田内陸縦貫鉄道「ごっつお玉手箱列車」の乗車記をお伝えしています。
前編からの続きです。
続いての「ごちそう」は?
続いての「ごちそう」は、羽後長戸呂(うごながとろ)駅の「昭子さんの混ぜご飯」と、次の松葉(まつば)駅の「勝子さんのおかず」です。
こんな感じでお見送りしてくれるのがいいですね👋
出発するとすぐに配膳してくれます😆
なるべく新鮮なうちにということもあるのですが、もともと8ボックスしかなく、本日は12名しか乗車していませんので、細かいところまでサービスも行き届いています。
蓋をあけると、栗ご飯と6種類のおかずが🙌
左上から「ほうれん草のシラス和え」「胡麻豆腐」「ごぼうのたらの子煮」、左下から「油揚げの袋煮」「いちじくの甘露煮」「ひろっこの酢味噌和え」です。
ひろっことは聞き慣れませんが、酢味噌あえで食べる秋田の伝統野菜。
地元では春の訪れを告げる食べ物とのことで、初めて食しましたが、食べやすくお酒との相性もバッチリです😋
富士美さんの甘いもの
料理も一段落すると、展望車両ということで後方展望も楽しめます。
路線自体は、奥羽本線との接続駅である鷹巣(たかのす)駅まで続いていますが、次の列車まで2時間以上あります。
2018年にリニューアルされた駅舎内は、明るくてきれいな雰囲気✨
レストランや売店も併設され、秋田内陸縦貫鉄道のグッズも多数売られています。
笑内駅をモチーフにした「笑内チーズ饅頭」もありますね😄
また、青いシールが付いた対象商品を1,000円以上購入すると、秋田内陸線のオリジナルボックスをサービスしてくれるので、ついつい買ってしまいます🎁
駅舎を出てすぐ右手にある、内陸線資料館も要チェックですよ。
「ごっつお玉手箱列車」は、途中駅でお母さん方が作ってくれたごちそうを積み込みながら提供してくれる、言うならば「農家のレストラン列車」です。
さらに、料理を提供するお母さん方を裏方ではなく主役にして、方言交じりの案内とともに楽しめる、とても温かみがある観光列車でした。
アイデア次第で、他の観光列車も走らせられそうですね。
手始めに、マタギと一緒にジビエ料理を楽しむ「マタギ列車」とかいかがですかね。
運行日:農閑期の週末の特定日
運行区間:角館11:50→13:14阿仁合(定期列車併結)
料金:8,000円(お料理、当日限り有効の1日乗車券付)