雪山の洗礼 春もうすぐの只見線 | 白い帆と蒸気

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鉄道、ほぼほぼ蒸気機関車の記事を中心に時折ヨットの記事も交えて紹介していく予定です。よろしくお願いします。

3月4日 真岡から只見に向かい、午後の上りに間に合ったので少し追いかけます。

この週から落雪対策で只見―大白川間が不通となり、本来2Bの運用のはずですが朝の1Bが会津若松に向けて上っていきます。

 

蒲生岳の麓を単行が行きます

 

再び先行して

日が射してきました

こちらからも蒲生岳の山容が素晴らしい♪

 

 

さて、ここからが今回のミッションです

まだ1m以上残っている雪の中を歩き、只見川第8橋梁の俯瞰を撮ろうというまったくご苦労さんな計画です。

麓から雪の中をかんじきを履いて歩きますが、日中の最高気温が10℃近くまで上がったことで、雪はずぶずぶです。

この程度ならまだましで、ひどい時はかんじきがあっても長靴が完全に埋もれるぐらい沈みます💦

普段であれば15分で歩けるところを40分かけて歩き・・・

その先もまだこの春誰も歩いていない雪の道のりがまだ半分以上残っています

果てしない雪の中・・・

もう次の列車まではタイムリミットが近く、ここで雪中行軍は挫折・・・💦

すでに汗だく、長靴の雪対策をおろそかにしていたので、長靴の中の足は氷漬け状態💦💦

ただ、来た道を戻るのは少し楽です。

何とか線路が見えるところに下りの通過前に戻ることができました

 

車に戻って長靴の中の雪から足が解放された時には足の感覚が無くなっていました💦

 

 

明日こそはたどり着いてやるとの決意を胸に今宵の宿へ

只見町内にある、元分校を宿泊施設にリフォームしています

部屋の中は・・・

廃校になった時、児童たちが黒板に残した文字が残っています。

教室一つに一人の宿泊はちょっと寂しいですけどね

 

長靴を乾かしたいと言ったら、新聞紙を持ってきてくれました。

ありがたい!

 

翌朝、日の出の時刻に宿を出ます

早起きは三文の徳♪ 美しい光景を見ることができました

 

前日は路駐してしまった車ですが、毎回そうするわけにもいかず、登り口からかなり離れた駐車場所を見つけて登り始めました。

晴れると思ったこの日の朝、只見川沿いの山には雲がかかっていて、登って下が見えるのか不安です。

予報では氷点下8℃まで下がるということで、硬くなった雪に沈むこと無く目的地までたどり着けると思っていたのですが、氷点下3℃ほどでしたので、かんじきでも所々沈む始末。目的地到着寸前に列車の走行音が足元から聞こえてきます💦💦

3分間に合いませんでした(涙)

霧の下遥か彼方に列車が遠ざかっていくのが見えます

この30分後です

霧が晴れてきました

理想とすれば、霧が少し山にかかった状態で次の下り列車が撮れたら嬉しいのですがどうなるでしょう