【11067a】お帰り~!西武6000系6103F | “不定期列車”は本日も気ままに運行中!

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by たいしょ~

どうも、たいしょ~です。

 

ダイヤ改正で上り西武新宿行きの“拝島ライナー”が運転を開始した西武新宿線と拝島線。拝島ライナーの上り便運転という目玉的な変化のほかにも微妙な変化はまだつづいているようで…

それを象徴するのが今回の記事タイトルである6000系6103Fの復帰です!ウインク

 

西武立川駅に向かう西武新宿行き急行2306列車

 

西武6000系は東京メトロ(旧・営団地下鉄)有楽町線乗り入れ用として設計・製造され、1992(平成4)年に最初の編成が落成して池袋線(小手指)に配属されました。

今回のタイトルの「6103F」は1993(平成5)年度に落成し、池袋線に配属されました。池袋線では1~2カ月程度の在籍で、すぐに新宿線(上石神井)に転属となりました。その後は本川越行き・拝島行きの急行運用を中心に活躍していましたが、2006(平成18)年に有楽町線・小竹向原駅から分岐する13号線(当時の呼び名、現在の副都心線)乗り入れと東急東横線への直通運転対応に改造するため池袋線に帰る形で小手指に転籍していきました。

 

池袋線で本来の地下鉄乗り入れ運用に就く6103F(ひばりが丘~東久留米間にて)

 

池袋線に転属した6103Fは本来のミッションである地下鉄有楽町線・副都心線と東急東横線・横浜高速みなとみらい線の直通運転を中心に活躍しました。

その後、西武初の特急ではない座席指定列車が有楽町線・副都心線~池袋線に設定されその専用車両として40000系が登場します。40000系は同じく地下鉄有楽町線・副都心線と相互直通運転を行う東武東上線50090系がベースとなった4ドア・デュアルシート(ロング⇔クロス可変座席)を備えた車両で、デュアルシート車は6編成のみの製造にとどまっていますが、現在はデュアルシートの部分を完全固定のロングシートとした40050系が増備されており、これによって6000系が地上運用に転出されるようになりました。その一環で今回、新宿線・拝島線に約16年ぶりに6103Fが里帰り(小手指→玉川上水に転属)してきたというわけです。

 

西武立川駅を出発、拝島駅に向かう6103F(各停5407)

 

今回の6103Fの里帰りの前に新宿線・拝島線には副都心線の乗り入れ対応編成の6108Fが先に転属してきており、現在、新宿線・拝島線で活躍する6000系は試作的要素が強い6101F・6102Fと今回転属してきた6103F・6108Fとあわせて4編成が活躍することに。

 

西武立川駅に向かう急行2344 西武新宿行き

 

今回、副都心線乗り入れ対応編成が新宿線・拝島線に転属してきた理由はただ一つで2000系の廃車を加速させるためです。それはそれで残念な話なのですが…。

それでも萩山駅での多摩湖線からの電車との併結作業を廃止して拝島ー新宿間の輸送力をJR中央快速線と互角にするためには止むを得ない施策なのかなあ…と。。。

おそらく今年度(2023年度)はさらに何本かが玉川上水に転属してくるのではないかと思います。

そんなわけでしばらくは新宿線の車両の動きには要注目というところでしょう。

それではまた!