京阪電気鉄道の石清水八幡宮駅から数分…
羽柴秀吉と明智光秀の戦いで有名な山崎の地に近いこの場所に、関西で屈指の桜並木があります。
保津峡から渡月橋を経て嵐山を流れる桂川。
琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川が宇治で名を変える宇治川。
青山高原から関西本線に沿ってはるばる京都まで流れる木津川。
山崎の地で合流したこれらが淀川と名を変える場所、特に宇治川と木津川の合流部にあるのが背割堤。
Wikipediaによるとドンつきまでの長さは1.4Km。
植樹されているソメイヨシノは250本だとか。
ここでは毎年さくらまつりが開催されています。
背割堤さくらまつり実行委員会が主催するこのイベント。入場料…というか運営協力金100円が必要です。が、この絶景を見られるのですから安いものです。
前述の石清水八幡宮駅から人の流れに混ざり、会場を目指します。
駅前はお土産やお花見弁当を求める来場者でごった返していました。駅の踏切を越えた所には「ポン菓子」を作る機械を積んだ軽トラが停まっていました。
一袋500円でした。
不要なトラブルを防止する為、堤は一方通行。
とはいえ「通り抜け…」というルールは無いので、来場者の皆さんは思い思いの場所で思い思いのアングルで撮影をし、レジャーシートを広げ、それぞれの春を満喫されていました。
1.4Kmの桜並木…はなかなか壮観で…永遠に続くように思えるほど。
歩いても歩いても堤のドンつきまで辿り着きません。
とはいえ、同じ枝ぶりの桜の木は一本も無いわけで…
温かい日差しの中、のんびりと散策。
所々にベンチなんかも有るので缶ビール片手に…という方も結構おられました。
まだまだ続く桜並木。
堤の上は一方通行ですが、南側の河川敷は通行自由。
「さくらマルシェ」と銘打たれたエリアには有名店の出店やキッチンカーが並び、胃袋を満たすにも困りません。
唯一理解不能だったのが上の写真の右下に写っている白いテーブルや椅子が並ぶエリア。通称「さくらビュープレミアムシート」
ここは2時間2000円の有料観覧エリア。
…しかし、どう考えても「特等席」でもないし、レジャーシートを使ったお花見が禁止されている訳でもないので…????????…って感じ。
さくらマルシェのほうも百花繚乱。
若者向けから飲んべぇ向けの店まで多種多彩。
トルコアイスにケバブの店が有ったり…
フルーツ飴の出店の隣でワインを売っていたり…
フライドポテトやら串焼き店やらホルモン焼きがあったり…
京都名物のタケノコの店の隣に牛タン串の店が有ったり…
職人さんが握る有名ながんこ寿司の出店の隣にモンブランケーキのショップが有ったり…なかなかに混沌中
そんなこんなの2023年の桜のシーズンを楽しんだ管理人。
でも…そんな季節は一瞬で過ぎるもの。
それがいいという人もいるけど…
その儚さが良いという人もいるけど…
出来れば一年中お花見が出来たらいいのにねぇ…