3月31日、JR北海道留萌本線の留萌~石狩沼田の区間が廃止されました。
最終日はキハ54を先頭と最後尾に、中間にはキハ150が2両という4両編成で運行されました。
それでも満員となる賑わいで、20時20分留萌発の最終列車は出発して、最後の日を終えました。
偏見丸出しで白状すると、私は葬式鉄が嫌いです。
留萌本線沿線の自治体が思い出の品を安価で提供するのはまだいいとして、関係ない商売人が便乗して金儲けするとか、なんでもアリ状態での最終日だったようで、それを支える葬式鉄。
鉄道好きの1人として、あまりにヒドイ振る舞いをして帰っていくテツの多いこと。
だから、ザマーみぃ!という話を1つ。
この日夕方、宗谷本線比布駅構内に落雷があり旭川~名寄が最終列車まで運休に。
かなりの方がタクシー移動となったようです。
同僚が名寄まで実車した方は留萌本線の葬式参加者で、JR持ちの代行じゃなく自己負担でもご帰宅。
きっぷの購入のしかたでJRが支払うか自分で払うがわかれることにプンプンだったらしい。ヽ(`Д´)ノプンプン
旭川~名寄は1890円の運賃。タクシー代は2万円以上。怒る気持ちはわかります。
でも事前にきっぷの準備しておけば後々の対応に差が出るのは、普通のテツは承知の助。
留萌本線にサヨナラしたのは自分の意思であり、JR主催のツアーではありません。
これがザマーかんかん河童の屁という話。オラ根性悪い人間だでよ。
もう1つはプンプンな話ヽ(`Д´)ノプンプン
最終列車を見送って留萌市内に泊った人もかなりいたようです。
ホテルなど宿泊施設が少ないので、全館満室と言っても大都市のように数万人規模の宿泊者というわけじゃないけど、それなりの人が泊りました。
問題は朝の移動。マイカーやレンタカーの人もいたようですが、多くは鉄道で移動してきた人たち。
朝には鉄道がないわけで……。
4月からは留萌から深川や旭川に出る為には沿岸バスの一択。
春休みの4月1日。地元の学生さんが新学期の買い物で出かける日でもあります。
そこに葬式を終えたテツが加わるのは、地元の一般市民には考えもしないこと。
沿岸バスの都市間バスは、観光バスのようなハイデッカー車ですから吊り革の付いてる市内バスとは違います。
座席が全部埋まると「次のバスに」と言われます。
1時間後のこともあれば3時間以上のこともあります。
運転手からするとしかたないことです、運行規則で着席できなきゃ降りてもらうしかないんですから。
そういうルールですから、立ってでもいいから乗せろ!と言われたらバスを走らせることなく迷惑行為として警察に引き渡すだけです。
そこでバス停に取り残されたのは地元の高校生など10数人だったそうです。
テツは1人も譲ることなく次の目的地に向かったらしい。
その先どういう経路でどこへ向かうかはわかりません。もしかしたらその後空港から1日1便しかないところに移動する為に、そのバスに乗らなきゃならないテツがいたかもしれない。
でも、そこでバスを降りて次のバスを待ってみる。そんなハプニングに対応するくらいの時刻表に対して読解力あるでしょ?
地元の人ばかり取り残されたと聞いて、葬式鉄ってそういう人種だよなと感じました。
最終日は、地元の人だけが見送って終えるべき。私の思いです。
馬鹿なテツが騒いだために地元民が困る。アホの典型が留萌でありました。
ウソみたいな4月1日の出来事を2日に書いてるってことは、これは真実の廃線ドラマの祭りのあとってことです。
残された留萌本線は深川~石狩沼田。
石狩沼田まで行かない札沼線。
留萌まで行かない留萌本線。
他にも根室まで行く根室本線の、釧路~根室を花咲線と呼んだり、新幹線延伸で経営分離から廃線となりそうな函館まで行くか微妙な函館本線とか、路線名だけではどこへ行くかわかりにくい北海道の線路。
JR北海道の路線は数少なくなったから、戸惑うことはないけどネ。
いずれは稚内まで行かない宗谷本線も仲間入りするのかな?
JR北海道は、エスコンフィールド営業開始で野球開催日の客をさばくことで精いっぱいでしょう。
ドル箱路線千歳線が一層重厚な路線となったんですから。
いよいよ札幌圏以外の切り捨てに拍車かかりそうな予感です。
すべて都市間バスになって乗れないで取り残される地元住人を嘲笑ってバスに乗るテツ……。
いやな世の中!
鉄道の半分は優しさで出来ていると思ったんだけどなぁ。