キハ07(旧.キハ42000形)は戦前の流線型ブームに登場し、タマゴ型の6枚窓が特徴でした。

有田鉄道の金屋口駅に留置していたキハ07が解体された後は、豊後森機関区の保管車両が原型を留める唯一の車両でした。

(1984年 旧豊後森機関区キハ0741)

パンタ付きの電気検測車キヤ921は、廃車後は国分寺の中央鉄道学園で保管していました。

戦後製の種車(キハ07205)なのでノーリベットですね。


(1982年 中央鉄道学園 キヤ921)

片上鉄道のキハ702は、前面を1段窓に改造ましたが、車内は白熱灯やスタンションポールが残り、鉄道廃止まで主力車両でしたので最も馴染みあるキハ07でした。

(1985年 同和鉱業片上鉄道 柵原駅 キハ702)

夕張鉄道が自社発注したキハ202(岩手開発鉄道キハ301)は、4枚窓の私鉄版キハ07でした。

岩手開発時代は予備車でしたが、1992年の旅客営業廃止直前に運行が告知され、(とても休みにくい職場でしたが)万難を排して出かけました。

(1992年 岩手開発鉄道 盛駅 キハ301)