「玉造温泉駅」入場券

「玉造温泉駅」入場券

2023年3月31日をもって事実上無人駅化される玉造温泉駅のPOS端末発行の入場券です。
あまりこういう目的で入場券を買うことはないのですが、流石に最寄り駅が無人化となると気になったので、この機会に買ってみました。

玉造温泉駅はかつて湯町駅として開業してますが昭和24年に現駅名に改称しており、〇〇温泉と名前が付く中でもかなり古い歴史があります。
国鉄時代はマルス端末が設置されていましたが、JR化後撤去しPOS端末となり、今回無人化となっています。
なお、無人化後もみどりの券売機等の設置は行われないことになっていますが、仮にやくもが全車指定席化したらどうなるんだろう・・・

玉造温泉駅・全景
玉造温泉駅の全景。駅に売店等はなく、駅前商店等は最近廃業しています。

駅前はかつてはお土産屋を兼ねた商店がありましたが、最近廃業したようで、何もありません。ただ、駅すぐ近くに湯町窯という布志名焼の流れをくむ焼き物の窯元があり、エッグベーカーで有名。
駅から玉造温泉の温泉街までは徒歩30分ほどかかるため、通常はホテルの送迎車でホテルに向かいます。

駅では無人化後の乗り降りについての案内が。

ポスター
無人化後の乗降方法についてのポスター。まあよくあるローカル線と同じです。

まあ、無人化駅にはよくある張り紙ですね。
一方で、駅のある玉湯町湯町地区は県の中心である松江駅まで2駅10分、徒歩圏内にスーパー2軒、コンビニ3軒、診療所・病院3軒。ちょっと自転車で足をのばせば温泉はたくさん。
松江バイパスや国道9号のすぐそばと、田舎の割にはかなり交通至便で、しかも田舎特有の変なしがらみはないからか人口は増加傾向にあり、そこかしこで建設中の住宅やアパートが見られます。

玉造温泉駅ホーム
玉造温泉駅ホームです。特急「やくも」が停車中。その横を快速「あめつち」が通過していきます。

ホームは1面2線。松江方面は単線なので、松江方面はここで対向列車の待ち合わせでしばらく停車する列車も見られます。
駅舎とホームは地下道で移動。ただエレベーター等はないため、温泉客が大きな荷物をもって階段を上り下りするのは結構大変かと。
無人駅化すると、ホームまでホテルの送迎バスの人が迎えにくるのでしょうか。

スーパーやくも編成が到着。
スーパーやくも編成が玉造温泉駅に到着。通常、玉造温泉駅には「スーパーやくも」編成は停車しませんが、3/31までは「やくも5号」が臨時停車するため、停車する姿が見られます。

ホームの長さは12両分ほどありそうですが、そこまで長い列車はなく、通常は「やくも」の7両が最長。
ホームのかさ上げは特に行われていないため、ステップのない電車に乗るときは段差に要注意です。
バリアフリーの「バ」の文字もなさそうな駅ですが、まあ田舎の駅は往々にしてそういうもんだとあきらめてください。

最後に駅近くの撮影名所あたりでも。
駅は割と宍道湖に近いため、宍道湖とセットで撮りたいところですが、案外ないんですよね。
ちなみに私は基本乗り鉄であって、撮り鉄では断じてないので、写真の腕どうこうはつっこまない方向で。(スマホで撮ってますし。)

布志名付近
布志名付近のカーブです。ここは、宍道湖が一番見やすいビュースポットにあたり、「あめつち」などでは減速します。

こちらは駅から国道9号沿いに歩いて玉湯町布志名方面に20分ほどです。国道9号と並走していますが列車から宍道湖がよく見えるビュースポットとして知られ、ゆるくカーブしているため編成全体が撮りやすいです。

林付近
こちらは駅から出雲市方面に徒歩20分ほどの林付近。踏切があります。
林付近、その2
こっちは先ほどの写真を逆方向から撮ったもの。スーパーやくも編成がやってきました。

逆に出雲市方面へ国道沿いを歩くと、宍道湖と国道9号、山陰本線が併走している箇所に出ます。このあたりは玉湯町林という地名にあたり、こちらは宍道湖を背景にした列車写真が比較的容易に撮れそうです。

玉湯川の桜とやくも
こちらは撮影スポットとして有名な玉湯川を渡る「やくも」。桜との組み合わせはわりと定番になっています。
玉湯川沿いの桜・逆側
こちらは橋の逆側から撮影した場合。もろに逆光になってます(笑)

最後は駅から出雲市方向に徒歩5分ほどのところの玉湯川沿い。
2023/03/29現在、満開となっている玉湯川沿いの桜との組み合わせ。
流石にここは有名撮影スポットとあって、撮り鉄さんたちがそこそこいました。

この記事をシェアする:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です