165系 急行「とがくし」号
~信越線内のローカル急行 と 懐かしの急行券~

上田と新潟を結んだ 急行「とがくし」号です。
ニイ の 165系で、1日2往復が運転されていました。

▼とがくし2号 316M 新潟10:54発 上田15:22着  
165_急行とがくし_上田行
▲夜の 318M とがくし4号 の長野 - 上田間は、同区間最終
 の普通列車(358M)として運転されていました

「とがくし」の愛称は、もともとは 上野と長野 を結ぶ夜行
急行列車に名付けられていましたが、後に同区間の急行列車
は「信州」に整理されたことで、「とがくし」の名は、長野
県と新潟県の信越線内で
完結す
る急行列車に与えられました。
 →(急行<信州> の記録は こちら をどうぞ)

Mc+M'+Tc + Mc+M'+Tc の モノクラス編成時代
165_とがくし_上田行_2
4両目の普通車には「サハ165」が組み込まれていました

1977年10月までは「サハ」の位置に「サロ」が連結されて
いましたが、
以降は普通車のみとなり、"ローカル急行色"が
より一層濃く
なりましたが、一時期多客期や海水浴シーズン
には、最大12両編成で運転されたこともありました。

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■懐かしの
急行券
  国鉄の急行列車が、当たり前のように運転されていた時代
  の
急行券も、いつの間にか「懐かしアイテム」に・・

信越線主要駅発行分の 急行券コレクション
切符_急行券_信越線_集合
▲新津と直江津は昭和54年3月21日発行の 5,4,3,2,1,並び券
 で、
昭和の元号が
半世紀以上継続したことで実現したもの

新潟駅発行の急行券は、新潟新駅が開業して20周年を迎えた
時に販売されたもので、今はなき「万代口駅舎」が描かれて
おり、2重の記念になりました。

 →(万代口駅舎現役時代の記録は こちら をどうぞ)

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この時代の 新ニイ 165系は「佐渡・よねやま」で 上野口へ
向かう グリーン車 2両を組成した12連がありました。

Mc+M'+Tc + Mc+M'+Tc + Ts+Ts+Mc+M'+Tc 

「とがくし」用の7連は、上野口編成の12連から1~5号車
を除いた形で、6号車以降が共通となっていました。


とがくし1号 315M 上田 6:09発  新潟10:28着  
165_急行とがくし_新潟行
とがくし1号 の 上田 - 長野間は 普通列車 (331M) として
 同区間の始発列車を務めていました


「貫通扉付 の デカ目顔 + デッキ付2ドア車 + 湘南色」の
この容姿は、
昭和の時代は誰が見ても「これは急行列車だ」
と認識されながら、元気一杯駆け抜けておりました。

通勤形、近郊形、準急形、急行形、特急形と、列車の用途毎
に車両が細かく分類・設計されていた時代が恋しくなります。



165系 急行「とがくし」号
~信越線内のローカル急行 と 懐かしの急行券~
おわり